新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

2020年12月…立川志の輔独演会…穂の国とよはし芸術劇場PLATにて…第1部!

2021-09-08 07:17:31 | お笑い

2020年12月

 

「ちくわのまち」と思っていたけどそうじゃなくて

「花のまち」「豊橋」

 

穂の国とよはし芸術劇場PLATでの公演

立川志の輔独演会に行く!!

 

 

このコロナ禍の中…コロナ禍の中…コロナ禍の中…

 

つい2か月前にナディアパークのアートピアホールで

立川志の輔独演会を堪能したばかりなのに…

またまた志の輔さんの落語が楽しめるなんて、究極の幸せ…

 

実は、この公演、5月に予定されていた公演の振替公演でして…

あの頃、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、開催できなかったこの公演が、感染症対策を万全にして、この12月に開催されたわけ…

感染者数は、5月の頃より、ウンとウンと多くなっているけどね…

 

たぶん、5月の時点では、完売だったんでしょうけど…

このご時世なので、キャンセルもでてて、そのキャンセル分は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、販売されなかったようで、4~5分の1ほどは空席があったかな…そんな状態での開催で…コロナ禍の中…今まで落語の公演で観てきた、客席が市松模様のようでは、ありませんでした…

でも感染症対策ばっちり!!

 

検温から始まって、手指消毒とマスクを着用と…

チケットのもぎりも自分自身でちぎって箱に入れる!!これらのことって、2020年、コロナ禍になってからのお約束の行動になっちゃいましたね…

 

さてさて

私…好んで立川志の輔さんの落語は聴きに行っている!!

立川志の輔さんの落語は

一言でいえば、わかりやすい落語!!

長い歴史の中で…
「生」でもWOWOWでも…
志の輔さんの落語に何度も触れているけど…

志の輔さんの語りは…

それはそれは…

実に…情景が目に浮かぶような…丁寧な分かりやすい語りで…

 
けっして
通る声でもなく
どちらかと言えば
ハスキーボイス
でも…聞き取りずらいなんて感じることなんてまったくなくて
もう…志の輔さんの世界に惹きこまれる!惹きこまれる!!

「落語」というよりも
一人芝居…演劇のようで…
良質の映画をみるような感覚で…図が浮かび上がるのよ!!

そんな魅力いっぱいの立川志の輔さんの落語の演目を以下にだらだらと…書き綴りますね…

 

あ、ここからは演目のネタバレになってしまいますので、立川志の輔さんの落語をまっさらの気持ちで聴きたい方は、ここで、お別れということで、懲りずにまた遊びにきてくださいね…またね…

 

 

まずは、志の輔さんの8番弟子

立川志の大さんの演目から

「寄合酒」

江戸っ子の町内衆…お酒が手に入ったのでいっぱいやることに…

でも肝心の酒の肴がない…さらにはお金もない…

だけど、顔が広い、お前たち…

つけで頼むとかいって、酒の肴を個々で用意してもらってみんなで、呑もうじゃないかと…

この新型コロナウイルス感染拡大時には、控えなくちゃいけない…スガさんがやったら謝罪してた「寄合酒」の一席…

さてさて

スガさんはともかくとして

みんなは町内で顔が広いから一品ずつ持ち寄って呑もうじゃないか…ということになりまして


ある男が鯛をもってきた
なんでも店主に
ネコが鯛を咥えてもっていったぜーって言ったら
指さした方向へ走って行って、店には誰もいなくなったと
このままだと、店主が戻ってきて、店先をみて
ネコに盗られたはずの鯛があるじゃないかといった
おかしな話になるから、ネコのせいにしてもってきたと…


ある男は
魚の「たら」
いくらした??「たら(タダ)」…笑
話によると、乾物屋の店主が居眠りしてたと
なので、「たら」を2枚持ち上げてそれで、乾物屋の店主を起こしにかかったと
で、起きたところで
「この「たら」を隣町で買ってきた…これ15銭だった…」ここにある30銭のものが、15銭になるかときいてみたら、ならないというので、その1枚をおいてきて、1枚は担いできたと…

 

ある男は、またまた乾物屋から
鰹節2本をもってきた…
乾物屋のガキと鬼ごっこして遊んでて、、鬼は角があるともっといい、鰹節が角になるから、持ってきてもらって、おでこにあてて、鬼だぞーって言ったら、子供たちは逃げて、角だけ残ったと…

 

みんなで、持ち寄って呑もうといったときに
その中では、一番もそっとした男も戻ってきた…


お味噌をもってきたという…
どうしたか聞くと
原っぱに新聞紙に包まれて落ちていたと
これは、「ウン〇」に違いないと思いつつ
臭いをかいでみたら、本物のお味噌…

詳しく聞くと
自転車の荷台に落ちていてたと…

さて、集まった材料で、肴の支度をば…

七輪で火をおこすのをお願いしてても、まったくもって火をおこさないまま、七輪を眺めているだけだったりと、集まった町内の男たちが実に頼りない

鰹節を釜でぐらぐら煮るのまではよかったけど…出汁ではなく、だしがらをざるに大盛りにして持って来た…

だし汁はどうしたと聞くと、あんまりいい匂いがしてそれも温かいから、顔をも洗って、さらには、ふんどしをもつけてある…

もってこようか、いい出汁を…

…がサゲでした…

 

 

続いては7番弟子の

立川志の磨さん

マクラでは

福岡県北九州市出身

治安の悪いところだと笑わせて

「夏祭り」とかよく出かけたし、今でも、でかけると…

あるとき、子供にお菓子をあげたら

「ママの分もちょうだいと言われた!今の子供は…」と笑わせてからの

演目は

「初天神」

初天神にお詣りに行くからと、父…

息子のキンボーを連れてってほしいと母…

キンボーは、どこかに連れ出すと、必ず「あれ買って、これ買って」と俺に言うどころかまわりに言ってうるさいので、連れて行きたくないと父…

キンボーは、絶対に「あれ買って、これ買って」と言わないというので、仕方なく一緒に連れていくことに…

天神様に向かう途中

人力車を目にする

「あれに乗ってるのは親子か??」

と尋ねるキンボー

「そうだろう…」と応えると

「お父ちゃんと僕も正真正銘の親子、なのに随分違うね…向こうの親子は車に乗って楽そうで…」

 

憎まれ口をたたきながらも

境内に近づき屋台も多く見えてくる…

すると、キンボーは

「お父ちゃん、あれ買って、これ買ってくれと今まで言ってない…僕、偉いよね!そうだよね!!だからご褒美に飴玉買って!!」

猛烈にせがみだす…

飴屋はないとごまかすと、後ろにあると言い

仕方なく買うことに…

ゆっくり舐めないと虫歯になるぞ…なんて言い聞かせながら…

キンボーは舐めながら歩いていくと、目の前にあるのは水溜り…気づかせようと父親が息子の背中をバシッと叩いたら…。
大泣きするキンボー…父親は水溜りに飴を落としたのだと思ったって、水たまりをみるも飴玉は見当たらない…よく訊くと…どうやら、飴玉を飲み込んでいて…落としたというのは腹の中…「飴玉をお腹の中に落としてしまった!」と泣き叫ぶキンボー!!

 

落としたからと今度は団子を買ってくれと言いはる!!

泣きながら大声で迫るので

仕方なく団子も買うことに

なんでこんなところに店を出してるんだと店主にぼやきながら…

あんこか蜜か…

着物が汚れるといけないので、あんこをキンボーに勧めると…いやいや蜜の団子がいいといいはる…

仕方なく買うことに

でも、蜜の付いたのは着物を汚すといけないので、父親が蜜を舐めてから渡そうとすると…

キンボーはそんなの嫌だと言いだすので仕方なく蜜壺に舐めた団子をジャボンとつける…

キンボーもまた舐めて、その団子をまた蜜壺にドボン

今、流行りの

新型コロナウイルス感染症対策??

「三蜜??」の噺???でしたね???

 

 

さてさて

いよいよお待ちかね…

立川志の輔さん!!

 

まずは、開口一番、

ようこそきていただきましたと…実際、私の方が遠くからやってきたのですが…と笑わせて…

このホール、穂の国とよはし芸術劇場PLATでは毎年、落語をさせてもらって、今年で8年目、今年は、こういう危機の中で、延期までは決めたものの、このまま年を越し、結果的には中止になるのかなと思っていたけど、主催者側がいろいろと対策を考えて、お客様も、もちろんキャンセルをされた方もいらっしゃったんですが、それでも耐えて耐えて…とはいうものの、今日は出かける前に家族のものに止められたんじゃないかと思うと笑わせて…私の方も…小池知事の隙をついてやってきましたと…笑いを重ねる…

なんだか、秘密結社のような集まりで…と

マクラでは

もちろん、新型コロナウイルスに関連した話

何かをしなければと思うものの、この世界的に類を見ない出来事に、第3波がやってきて…毎日毎日、新型コロナウイルス感染者数だけをみていて、その数を確認してるだけで、この1年間が終わってしまうような…

 

さて、この新型コロナウイルス感染者数、世界的規模でみると、ハヤブサ的にみると…日本は桁が違う…日本は衛生的で素晴らしい国だという認識が世界で広がっていると…

 

アメリカのどっかの都市では、一日17万人の感染者数だというところからすると、アメリカおよびヨーロッパ各国と比べると、日本は十分に感染者数を抑えているという数字になっていると…

このことはマスコミでは、みなさんが油断するから、おおっぴらに言うなということとして伝えられているけど、日本は本当に素晴らしいと

ある旅行会社代理店がコロナウイルスが終息したら最初に行ってみたい国はどこかと世界的にアンケートをとったら、NO1は日本だそうな…

「来て欲しくないですなー!」

 

この志の輔さんの一言に

客席大爆笑

 

「まだちょっと早い!もちろん、経済の回復を考えれば来てもらわないと困るだろうけど、まだちょっと早い」と語りながら

こちらはこちらで、そんなふうに恐れおののいているが、世界的に言うと、日本は素晴らしいと…

マスクの励行だって、日本は類をみないと

…マスクの着用が当たり前になっている…流行り病が流行ったらすぐマスクをするなんて言う国民はそんなにいない…アメリカなんかでは、マスクをするのは、医者と強盗だけと思っている…笑…それを市民がするなんて考えられない…国のトップのトランプ大統領すらマスクはいらないとか言って、そんな感じなのに…

日本人のマスクの励行は素晴らしいと…日本人は他人のためにしていると…

外国人には考えられない…逆に、なんでお前らに命令されなければいけないんだとか言って、こういう心理状態だから…と語りながら

志の輔さん自身も

小学生の頃は、マスク着用は人のためだとは思ってなかったと

小学生の頃は自分のため…

マスクは、自分のためにやっていたと…風邪をひいた時、自分の息で自分を温めて、冷たい空気が鼻に入ってこなくていいんだと…そんな自分のためのマスクだと思っていたと…なので、くしゃみをするときは、マスクを外しておりましたと笑わせる!

マスクが長持ちするようにと…笑

 

日本では、新型コロナウイルス感染症が流行する前から、家に帰ったら、手を洗ってうがいをする…母親も口癖のように言っていて、手洗いするのが当たり前になっている…

家に帰る、外から帰る…まず手を洗うといった習慣が…

ところが西洋人は、靴をはいたまま上がってくる…手を洗う前に靴を洗えよ!と笑わせながら…

ここで、客席に問う志の輔さん…

アメリカの映画で手洗いのシーンみたことありますかと…あるとすれば、犯罪者…なにかをやってきたから手を洗う…日本人は何もしてなくても手を洗う…これが、当たり前になってる…日本は素晴らしい国だと…

さらに、日本人には「信心」があると…

信じる心があると

 

日の出を見ただけで手を合わせる!

海を見ただけで手を合わせる!

カレーうどんを喰うたびに手を合わせる!…笑

信心…そういう気持ちは、よその国にはない…宗教はあっても信心はないんだと…

春に緊急事態宣言が出て

数か月、日本中のエンターテイメントが中止になって夏あたりから、半分ずつお客さんを入れていこうと…

で、秋以降は、国の方は全部入れていいと言い出したけど…チケット発売のときは半分ずつのときだったから、全国の劇場で半分で落語をやってきた…不思議なもので、最初は空席が嫌だった…市松模様って…前のように満員がいいなと思ってたけど…だって、ずっと満員のお客さんの前で30年もやらせてもらっていたので…

でも、半分のお客さんの前で、もう30回以上、北は北海道から南は福岡まで落語をやらせていただいていると

で、結論としては
ぼんやりした満員のお客様よりも、気合いの入った半分のお客様の方がやりやすい!!

なんて媚びを売って、お客さんから拍手喝采…

こないだ、色紙をいただいたそうな…私が、色紙に書くんじゃなくて、逆に色紙をいただいたとのこと

「アマエビ」とかいてある…私は富山出身、富山は「ホタルイカ」なのになと、よくみれば「アマエビ」じゃなくて「アマビエ」と書いてあったそうな…笑

「アマビエ」とは、熊本で、江戸時代、黒船が到着する3年ほど前に、流行り病が発生したそうな…ある子供の母親も感染し、その子供は海に向かって「かあちゃんを助けてくれー」って言ったところ、海からでてきたのが、頭は鳥の形、身体は鱗、要は魚、足が3本、そんな妖怪が現れて

「私はアマビエという…疫病が流行っているようだが、私の姿を絵に書きとめ、一日に一度見続けたら、必ず感染症はなくなる…母の感染もおさまるだろう…なので、日に一度みるがよい…じゃあね!」

そう言われ、それを書き写して、毎日見続けたら、疫病がなおった…なくなった…そんな伝説があると…

その「アマビエ」のイラストが今、厚生労働省のホームページの最後にある…医学的にも最新の情報が載っている厚生労働省のホームページの一番最後に「アマビエ」…笑

冷静に考えてみれば、こんなもの載せている場合かと…

でも、このゆとりが、とてもいいんだと…

ひょっとしたら、中には「アマビエ」をみて治る人がいるかも知れない…その気持ちが現れている…役人でさえこれをする…すばらしいことだと…これが大切だと…感染予防に関して詳しい情報がいっぱい載っている…その最後に「アマビエ」…笑

 

みんなでマスクをして、実に素晴らしいことで

まさに、こんな世の中だからこそ

笑っている場合だ!と

たまたま運のいい私たちと運のいお客様、こうして一緒に集まっているだけで、明日はわからない…

 

手洗い、マスク、そして換気の悪いところに長時間いなければ、この3つを守ればかからないそうだけど、人間というのは、わかっているけど油断して、失敗することもあると

どっか触って手を洗う前に目をこすったりすることがある…そうした抜かりがある…そこにウイルスがやってくると

もう、目的から言えば、こうやって集まれただけで充分、時間になったら解散でもいいじゃないか…笑

とそんな気がしてくるくらい集まれたことが嬉しいと…

みんなで一緒に笑えば…笑うことは素晴らしいことだと…

免疫力…なんでも岡山の病院で、笑い声だけ録音したカセットテープを作って院内で流したところ…患者さんがどんどん退院していったそうな…それは、免疫力があがって退院していったのか、うるさくていられなくなって退院していったのかはわからないけど…でも、笑うことで免疫力があがることは確かなようで…笑ったり、映画を見て感動したり…そういった感情が高ぶることで、免疫力があがるそうな…これは、医学的に証明されているとのことで…今日、みなさんが帰るときには相当な免疫力が高まっているはず???…笑

 

そこに信心、衛生感と日本人は素晴らしいと…

 

さらに町内の結束の習慣が残っているのは日本だけだと

町内といってもビフィズス菌じゃないよと笑わせながら

江戸時代、「風送り」の風習があった…風の神様にお願いして、流行り病に対して、町内の者が集まってうちわをもって、みんなで扇いで…吹き飛ばす…結果、流行り病を隣の町へ送っているだけかも知れないけど…笑

なかには、流行り病がいなくなるのは、名残惜しいと思ってる人も…それは町内の薬屋のオヤジだった…なんて笑わせて…

 

力を合わせて一丸となるというような町内はすばらしい…いいときに一丸となるのはいいんだけど

一丸にならなくてもいい時に一丸となることが江戸時代にあったようで…とマクラをまとめて

 

演目「猿後家」

 

江戸の…お調子ものの…笑…町人の姿が…
目の前に、落語なのに映像のように…はっきりと浮かんでくる…

ホント志の輔さんの語りは素晴らしい…



少しだけ顔が猿に似ていた後家さんの噺…

裕福な暮らしで、なんの不自由もないんだけど

何も気にすることないのに

本人が「サル」に似ている…と気にしている

 



そのことを気にしている
後家さんの前では「猿」に関連付けるような言葉は禁句…笑

たとえば、ある時、植木屋が庭で仕事をしていて

奥様が出てきて、何か木を植えたいが何がよいかと尋ねたときに

つい植木屋は「サルスベリの木」がよいと言ってしまった…

おかみさん、おこった!おこった!

恩知らず!!と植木屋さんの額に傷がつくほど…

 

これには、植木屋さんも怒った!

「何が、気に入らないんだ!「サルスベリの木」か、だったら、今度、ここに柿の木を植えてやる…そこに登っておにぎりでも食ってろ!!」…サルカニ合戦じゃないんだから…笑

 

その植木屋さんは、即、その屋敷から退場させられ…3日間泣き叫ぶ…そんな後家さんですが…

登場人物の主人公
源さんは…

その後家さんの
機嫌をとりながら小遣い銭ほしさに後家さんに声を掛ける…


後家さんのことを…
十五歳にみえる!京美人だよ…どんどん年が若くなっている…なんてヨイショをしながら…


さらには、お化粧すると後光が差しますよね…なんて、またまたヨイショしながら…

機嫌がよくなった後家さん…

源さんに「特上の鰻丼」なんぞも御馳走したりして、イイ感じ



さらに、源さんが言う
「女房の親が出てきて東京見物をさせたので懐が寂しくなってしまって…」
「私がいくらだって面倒見てあげるよ…」


源さんのいうには

「女房の親を連れて銀座、新橋の間にある「天丼の特上」を食べさせて、自分の親なら…こんな高級なものは食べさせないけど…女房の親ならではと…特上を奮発!靖国神社に行きたいという…
その後…浅草で観音さまを参拝して仲見世を通って…
雷門を抜けて人だかりの中を覗くとそこには”猿回し”がいた…」


”猿回し”


…これを聞いて怒る後家さん!!
…源さんの企み…大失敗…!!


…でも…
なんとかしたい源さんは、番頭さんになにかいい妙案はないかと相談し
その中でその番頭さんとの会話にヒントを得て…

 

それは錦絵のエピソード

もうおかみさんに会えないなんて何もいいことはありません!その前に挨拶をと思って向かう途中、店の前の錦絵が目に留まったと…それは、おかみさんとうり二つ(本当はそんなことは絶対ないけど…)これを買っておかみさんのところへもっていったといった、おかみさんが美人だとほめちぎるエピソード…


さらに…日本で一番綺麗な人は「小野小町」であるという情報も手に入れて…




再度…怒ってる…後家さんのところへ…



源さんが語る…
「奥様が怒っているのは分かるが、どうして怒っているのかが分からないので、教えて欲しい…」


「雷門を抜けたんだろう…その先に人だかりがあったのだろう…その中で何をやっていたんだい…」

「はい!皿廻しです」…笑

猿回し」じゃなくて…「皿廻し」…笑


聴き間違えたお詫びにと…後家さんから差し出される「すき焼きの特上」

すき焼きの特上を食べながら

さらに…後家さんを日本で一番綺麗な人、小野小町みたいだと褒めまくり…小遣い銭をせしめる…笑

機嫌がさらによくなった後家さん

女中に…銀行から壱千万円降ろしておいで…なんて口にしたりして、もうご機嫌そのもの…

でも、日本で一番綺麗な人を小野小町と知ってて、私のことをそう思ったりして…源さんは頭もいいんだよね…と口にすれば…

 

サゲはこの一言…
「いいえ。ほんの猿知恵です」

 

これにて第一部終了…

 

「猿後家」の噺をききながら

新型コロナウイルスが、いち早く「サル」ことを願って…

いち早く「サル」ことを願って…

いち早く「サル」ことを願って…

…第2部に続く…

 

 

 



コメントを投稿