端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

お大師講

2006-03-22 | Weblog
とても よいお天気の中 地区の女衆の行事の
お大師講が無事 済みました。

朝 十時に各自 お米五合をもって 公民館に集合します。
地区の二箇所に お大師さんが おられますので
半分の人数で18人が 欠席なしで 集まりました。
当番の 二人が
「今日一日 お世話になります。」
と 挨拶し お菓子 漬物で お茶を飲みながら
今日の 仕事の割り振りや 献立の説明を受け 各自が
仕事にかかります。
大きなガス釜で 小豆飯は 参升づつ 二回炊く
ことに なりました。
それに 白和え 漬物です。

昔は 我が家も お葬式 初節句 初盆と 行事のときは
近所にお願い に行き 一人づつ 手伝いを頼み
我が家でしたものです。
女の手伝いを 頼むと その家の食事の準備が出来ないので
夕方には 皆家族を呼んで その家で夕食を済ませるのです。
そんな家族の 接待は 作業小屋に筵を敷いて 
気の置けないものでした。

采配を振るうのは やり手の おばさんで 切り方から
火の具合 料理の盛り付け 出すタイミングまで し切って
いました。
若い嫁は そんな経験があって 沢山の量の料理の作り方や
田舎のしきたり 行儀 など 覚えていったのです。
又 年寄りに聞かなければ 分からないことばかりでした。

今は 違います。 若い人のほうが 詳しくて 年寄りが
教えてもらう事のほうが多いようです。

お大師さんの 前にシートを敷き 道行く人や 墓参りの人を
呼び止め 接待するのです。
呼び止められた人は お大師さんに お賽銭を気持ち上げて
座につきます。

嫁に行った 娘や 息子 兄弟 何かこの地区に
縁のある方たちです。
話も 弾みます。

やがて 女衆も座り 話が弾みます。
当番の 二人が〆の挨拶をし お賽銭の報告をし
次に引き継ぎます。

かたずけを 皆で済ませると 昼下がりの 小一日が過ぎます。

葬式は斎場で済ませ 節句や初盆は 仕出しで済ませるょうに
なり 田舎でも 隣近所の付き合いが少なくなりました。

お大師講が いつまでも 続くように祈るばかりです。

コメント
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