端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

まつり

2011-11-05 | 思うこと

田舎には 集落ごとに 神社があります。 私の住む40戸に満たない集落にも 神社があります。

ずーと 昔 先祖は四国からの移住者のようで 高台に位置する 集落なのに 金比羅神社です。  年四回の祭りがありますが 秋の祭りは 旧暦の10月10日と決まっています。

神社の当番は 四軒で一年間神社のしもべとなりますが この秋の大祭が 始まりです。

朝から 準備に見えている神官様 神楽の舞いての方たちを賄います。 お昼からは 戸主が列席して お払いをうけ 一年間の無事と収穫を感謝し  ささやかな宴が境内で開かれます。 地区民はそれぞれ 心ばかりのお賽銭を入れ お参りします。

昔は 子供相撲が奉納され 出店が並び それはそれはにぎやかだったようです。

祭りの日は 近くの親戚や知人に「祭りよ こんね」 と呼びかけ お寿司 煮しめ 吸い物 膾と田舎のご馳走で もてなしたようですが 毎日ご馳走の 現代 地区民のささやかな 小さな お祭りです。

楽しみは お神楽の終わりの 蛇きり(藁で作った 蛇を 大きな刀で 神楽を舞いつつ 掛け声をかけながら 切る 神楽です。) と せんぐまきです。

厄年を迎える方が厄払いに お餅の小さいものを 奉納し まくものです。都会に出て行った息子の親も わが子の厄年は チャンと覚えていて  それなりの心遣いを しています。

混沌とした 今の世の中に 今日一日は お互いの無事を感謝しつつ 小さなお祭りに参加するのです。

コメント (2)
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