げたんは つまり下駄の歯 のことです。
南九州地方に 見られる 焼き菓子です。 表面に黒砂糖をまぶしたなじみのお菓子です。
その形が 高下駄の歯に似ているので そのものずばり げたんはと呼ばれています。
私が子供のころ 普段履は下駄でした。 鼻緒が切れると 母にすげてもらっていました。
母の 雨降りに履く高下駄の歯は このお菓子にそっくりでした。
歯が擂れて 短くなると下駄屋さんで 挿げ替えてもらっていました。ご近所のなじみの下駄屋さんには 沢山の下駄が並んでいました。
毎日の生活に 欠かせないお店でしたが 今下駄屋さんを見かけることはありません。
お手玉 10個出来上がりました。