夕方、リスト編曲のシューベルト歌曲のピアノ版聞く。冬の旅やますが良かった。ピアノはレスリー・ハワード。病気療養中の父が気持ちよさそうにこれを聞いていたという。
友人から七時十分に電話で8時45分に新宿に着くから西口の回転寿司で飲もうと言う。
ラファエル・クーベリック指揮マーラー復活を聞きながら移動。早めに着いたので西口の硝子の広場で開催しているやや大規模な古本市を見る。
手に取った本で気になったのはコバルビアスのバリ島という本で父の愛読書だったが結局貸してはもらえず寄贈されてしまった思い入れの深い本。
初めてキリスト教に接する人のためにとかいう本も手に取った。五木寛之のわが心のスペインは友人が喜ぶかと思ったが案の上持っていた。
新宿西口の回転寿司に入る。
青山陽一さんの新譜ブルーズ・フォー・トマトはいい意味で毎度の調子だ、五木寛之にスペイン市民戦争を語らせたら止まらない、ブルガリアを扱った短編も二三ある、
東京駅八重洲口のブルガリア料理店ソフィアは今度行ってみたい、ライヴのお客さんは予約の倍も来た、嬉しい驚きだ、開始時刻になっても一人しか到着していなかった、一時期音信不通だったドラマーも来て、対バンのボーカルとは空と大地のような好対照に見えたと言われた、西口の喫茶ハイチがなくなったのはショックだ、予備校時代から来ていた店だ、と言っていた。
帰って、ヴィルヘルム・ケンプのシューベルトピアノソナタD960を聞く。
やはりヴィルヘルム・ケンプのソロピアノ・レコーディングス欲しくなった。
オーマンディのベートーヴェン、カラヤンの東京ライヴ全集、クーベリックのベートーヴェンと欲しいものは芋づる式に増える。
クーベリックの後期モーツァルト集にシューマン交響曲全集やブルックナー二曲が入ったボックスセットも捨てがたい。数日前ラジオでブルックナー第二番キャラガン版を大阪フィルが演奏しているのを聞いたがなかなかブルックナーらしくてよかった。
クリスマス前のまぶしい街の灯がうつむく人を燈せたならと