超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

<span itemprop="headline">コルトーのアニヴァーサリー・エディションを聞く</span>

2017-06-16 11:38:03 | 無題

コルトーのアニヴァーサリー・エディションを半分聞いた。
気ままに音を分節する、詩の朗読のような演奏を堪能した。
インナースリーブに曲目が書いていない。ディスクにも書いていない。
ブックレットを見ないと何の曲かわからない。
基本的に録音年代順に並べてある(ようだ)。
ショパンが多いが、よく知らない曲も一杯入っている。
それを録音順にランダムに並べてある。
聞いている方もそれを承知で聞き流さなくてはいけない。
ショパンだけ選んで聞こうとかドビュッシーだけ聞こう
と曲を選ぼうとするととんでもない手間がかかる。
基本的に「コルトーのピアノを聞く」ためのセットである。
作曲家別に分けてくれていたら聞き易かったと思うが
これはコルトーの万華鏡を飽くことなく聞くための録音集だ。
最初の2枚ぐらいは20年代の録音で音が貧弱だ。
あとは音質的に問題なく聞ける。
同じ曲が何度も何度も散発的に出てくる。
シューマンやショパンやドビュッシーの知ってる曲が出てくる。
あ、あの曲だなどとときどき思いながら通して聞く。
その内にコルトーに耽溺してゆく自分がいる。
やはり、カザルスやシゲティやコルトーの至芸は
時を経ても素晴らしい。
そういうのばっかり聞いているとひと昔、ふた昔前の
音楽愛好家のような気分になれる。
コルトーの音の万華鏡に飽くことなく触れている。
ロゴがワーナーでなくEМIだった。そんなことも嬉しい。

ランダムに浮かんで消える万華鏡変わる響きに時を忘れる



コメント
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