ヨゼフ・カイルベルトのベートーヴェン1-8番を聞いている。主にバンベルク響。
第九がないのは惜しい。第九はN響盤しか売ってない。
veniasの廉価盤ボックスでかつて買った物である。
バンベルク響はバイロイト祝祭管弦楽団の主要メンバーだったという。
フルトヴェングラーのバイロイトの第九を弾いているのはこの人たちなのだ。
往年の古き良き演奏をいい音で聞きたい。
戦時中から活躍していた往年の指揮者の演奏スタイルをいい音で聞きたい。
録音はモノラルで音は古いがマタチッチのベートーヴェンなど趣きがある。
名盤と呼ぶにはマイナーである。
ジョルジュ・ジョルジェスクのベートーヴェンは旧スタイルで何とステレオ。
これも名盤と呼ぶには余りにマイナーである。
そこで今日はカイルベルトに登場してもらった。
カイルベルトは早逝したが録音運に恵まれている。
指環の世界初ステレオとかベートーヴェン、ブラームスの好録音とか
早い時期に録音させてもらっている。
ワルターは好きだが他の名指揮者の旧スタイルの名盤をいい音で聞きたい。
もうすぐカイルベルトのモノラルの指環がメンブランから出る。1900円。
私は基本ヒストリカルも好きで、仕事の合間にサンスイのステレオ・システムで
パブロ・カザルスのバッハの無伴奏チェロを聞いて心を落ち着かせている。
カイルベルトは力みすぎだがバンベルク響のドイツ的な響きを味わえる。
力まないヨッフム辺りが好みだが、たまにはカイルベルトもいい。
週末は程よく休み、無事メモ書きを着地させたい。
往年の古き良き日の演奏をいい録音で聞けるひととき