シュヴェングラーの西洋哲学史を読む。
フィヒテの哲学の根本規定はA=Aの原理。
A=Aを成り立たせているのは、前のAと
後ろのAとのあいだに変わらない自我があるという事実。
哲学の根本規定に変わらない自我を立てる。
これが第一の要点。
次に非AはAではないという規定も挙がる。
これは自我に対して、非我を立てるということ。
自我は、非我の抵抗に対して、自分を貫いて
より多くの自由を得てゆく。これが事行。
またシェリングは人間と自然は完全に
分かれているのではなく、ともに絶対者を
分け持っているという点で統一されていると説く。
そして、ヘーゲルの大論理学の結論は、精神の哲学。
人は自然から独立して精神となり、自分を外化して
社会を形作る。世界史では、家族から市民社会へ
自由を拡大し、自由と法の掛け合わせで国家は人倫を
作る。
芸術から宗教へ、宗教から哲学へ精神は至り、
精神は神の知と自己の無差別を自覚する絶対知へ至る。
困難を越えて自己実現の扉を開ける学問の系譜
フィヒテの哲学の根本規定はA=Aの原理。
A=Aを成り立たせているのは、前のAと
後ろのAとのあいだに変わらない自我があるという事実。
哲学の根本規定に変わらない自我を立てる。
これが第一の要点。
次に非AはAではないという規定も挙がる。
これは自我に対して、非我を立てるということ。
自我は、非我の抵抗に対して、自分を貫いて
より多くの自由を得てゆく。これが事行。
またシェリングは人間と自然は完全に
分かれているのではなく、ともに絶対者を
分け持っているという点で統一されていると説く。
そして、ヘーゲルの大論理学の結論は、精神の哲学。
人は自然から独立して精神となり、自分を外化して
社会を形作る。世界史では、家族から市民社会へ
自由を拡大し、自由と法の掛け合わせで国家は人倫を
作る。
芸術から宗教へ、宗教から哲学へ精神は至り、
精神は神の知と自己の無差別を自覚する絶対知へ至る。
困難を越えて自己実現の扉を開ける学問の系譜