紫陽花と蟹座の星の六月や
梅雨空にヨハネと近き誕生日
夕焼けを負われて見たる記憶なし
片蔭でバスを待ちつつ季語を読む
夕立に降られてパン屋駆け込みぬ
雲海を見下ろす銀の翼かな
花を見て詩を諳んじる夏野かな
谷の苔濡らして落ちる岩清水
抱えられ渡りし狭き夏の川
仄明かり思わず惹かれ誘蛾灯
懐かしき幼馴染の夏座敷
夏掛けに包まりて寝る日暮れ時
梅雨空にヨハネと近き誕生日
夕焼けを負われて見たる記憶なし
片蔭でバスを待ちつつ季語を読む
夕立に降られてパン屋駆け込みぬ
雲海を見下ろす銀の翼かな
花を見て詩を諳んじる夏野かな
谷の苔濡らして落ちる岩清水
抱えられ渡りし狭き夏の川
仄明かり思わず惹かれ誘蛾灯
懐かしき幼馴染の夏座敷
夏掛けに包まりて寝る日暮れ時