十代を振り返らせる若葉風
参詣を終わればそこに新樹かな
結び葉と共に囁く頃有りき
川岸に点々と有る夏木立
少し見ぬ間に高く竹伸びる
霊薬の秘伝に散りぬ弟切草
黄金の微睡み誘う合歓の花
夏服の姿眩しき君影草
眠たげに時が流れる蓮の池
生家から毎朝通う芍薬や
そよ風に吾を忘れて夏あざみ
参詣を終わればそこに新樹かな
結び葉と共に囁く頃有りき
川岸に点々と有る夏木立
少し見ぬ間に高く竹伸びる
霊薬の秘伝に散りぬ弟切草
黄金の微睡み誘う合歓の花
夏服の姿眩しき君影草
眠たげに時が流れる蓮の池
生家から毎朝通う芍薬や
そよ風に吾を忘れて夏あざみ