1年前にこんな事書いていましたよ、とメールが来るのですが、
去年の今日は「冷気が頬を刺す云々』と書いていました。
長袖のTシャツを腕まくりしても暑い、今日。
体調もおかしくもなるわな、とひとり納得することでした。
昨日の安曇野プランの算数で、
年中さんの子どもさんが猫の人数分おにぎりを配るということをしました。
この作業のとき、年中さんは「おにぎり屋さん」になって、
消しゴムでできたおにぎりを分解して、できたてのおにぎりを出すということをしてくれます。
これは、別にそうしなくてはいけないという訳ではありません。
消しゴムの三角おにぎりが、海苔の部分と梅干しの部分と白いご飯の部分2パーツ、
全部で4パーツからできていることをおにぎりで遊んでいて知った子どもが、
全部で10個あるおにぎりを全部分解して、「できたてにする」と言って、
そうしているのです。
全部分解して、最初はぐちゃぐちゃに置いていたのですが、
ふと、途中で「いいこと考えた!」といって、
おにぎりが1個できる分ずつ、きちんと分けはじめました。
「どうしてそれがいい考えなの?」と聞くと、
「だって、ちょうど1個ずつ作れるでしょ~」と得意そうに説明してくれました。
そして、おにぎりを作る段階になったとき、
分解の作業から逆の作業になるのですが、作る手順がわからなくなっていました。
力づくでやってみたりしますが、うまくいきません。
「えー、できない~」というので、
「どうやっておにぎりバラバラにしたのか、考えてみて。それを思い出したらわかるんじゃない?」というと、
「そっか。えーっと、どうやってバラバラにしたかなぁ」と、
じーっと考えはじめました。
「わかった!たぶん、こうじゃない?」とおにぎりを作りはじめてできたときの顔は、
どーだ!とドヤ顔でキラキラにこにことした、とてもいい顔をしていました。
算数に行き着くまでに、時間がかかって無駄~と、思われるかもしれませんが、
おにぎりを分解して、ぐちゃぐちゃにしていたのを、
1つのおにぎりができる分ずつに分ける、と自分なりに理由付けをして分けることも、
分類をする作業のひとつで立派な学習行為です。
分解したおにぎりを組み立てるのも、
分解した逆の作業を頭の中に思い浮べるのですから、
かなりの精神活動です。
また、おにぎりを分解して「できたてのおにぎりを出す、おにぎり屋さん」というのも、
子どもの想像力の賜物です。
安曇野プランの算数でおにぎりを配るときにも、
最後の猫に配るときには「梅干しだけ」とか「ご飯だけ」とか「バラバラで』とか、
何か、必ず仕掛けてきます。
「えー!梅干しだけ!?嫌だー、おにぎりが欲しいよー」
「白ご飯だけじゃ、やだよー。おにぎりにしてよ~。」
「おにぎり屋さーん、バラバラですよ~」と突っ込むと、
嬉しそうに「はいはい」と世話を焼いてくれます。
ちょっと、意地悪がしたい気持ちや
自分のやった面白いことへの他人からの突っ込まれたいなという気持ち、
そんな子どもの気持ちが伝わってくる安曇野プランの算数でした。
遠回りですが、数と友だちになる算数だなぁ、と
安曇野プランの算数をするたびに思うことです。
それにしても、たかがおにぎり、されどおにぎり。
消しゴムおにぎりは、いい仕事しますねぇ~。
去年の今日は「冷気が頬を刺す云々』と書いていました。
長袖のTシャツを腕まくりしても暑い、今日。
体調もおかしくもなるわな、とひとり納得することでした。
昨日の安曇野プランの算数で、
年中さんの子どもさんが猫の人数分おにぎりを配るということをしました。
この作業のとき、年中さんは「おにぎり屋さん」になって、
消しゴムでできたおにぎりを分解して、できたてのおにぎりを出すということをしてくれます。
これは、別にそうしなくてはいけないという訳ではありません。
消しゴムの三角おにぎりが、海苔の部分と梅干しの部分と白いご飯の部分2パーツ、
全部で4パーツからできていることをおにぎりで遊んでいて知った子どもが、
全部で10個あるおにぎりを全部分解して、「できたてにする」と言って、
そうしているのです。
全部分解して、最初はぐちゃぐちゃに置いていたのですが、
ふと、途中で「いいこと考えた!」といって、
おにぎりが1個できる分ずつ、きちんと分けはじめました。
「どうしてそれがいい考えなの?」と聞くと、
「だって、ちょうど1個ずつ作れるでしょ~」と得意そうに説明してくれました。
そして、おにぎりを作る段階になったとき、
分解の作業から逆の作業になるのですが、作る手順がわからなくなっていました。
力づくでやってみたりしますが、うまくいきません。
「えー、できない~」というので、
「どうやっておにぎりバラバラにしたのか、考えてみて。それを思い出したらわかるんじゃない?」というと、
「そっか。えーっと、どうやってバラバラにしたかなぁ」と、
じーっと考えはじめました。
「わかった!たぶん、こうじゃない?」とおにぎりを作りはじめてできたときの顔は、
どーだ!とドヤ顔でキラキラにこにことした、とてもいい顔をしていました。
算数に行き着くまでに、時間がかかって無駄~と、思われるかもしれませんが、
おにぎりを分解して、ぐちゃぐちゃにしていたのを、
1つのおにぎりができる分ずつに分ける、と自分なりに理由付けをして分けることも、
分類をする作業のひとつで立派な学習行為です。
分解したおにぎりを組み立てるのも、
分解した逆の作業を頭の中に思い浮べるのですから、
かなりの精神活動です。
また、おにぎりを分解して「できたてのおにぎりを出す、おにぎり屋さん」というのも、
子どもの想像力の賜物です。
安曇野プランの算数でおにぎりを配るときにも、
最後の猫に配るときには「梅干しだけ」とか「ご飯だけ」とか「バラバラで』とか、
何か、必ず仕掛けてきます。
「えー!梅干しだけ!?嫌だー、おにぎりが欲しいよー」
「白ご飯だけじゃ、やだよー。おにぎりにしてよ~。」
「おにぎり屋さーん、バラバラですよ~」と突っ込むと、
嬉しそうに「はいはい」と世話を焼いてくれます。
ちょっと、意地悪がしたい気持ちや
自分のやった面白いことへの他人からの突っ込まれたいなという気持ち、
そんな子どもの気持ちが伝わってくる安曇野プランの算数でした。
遠回りですが、数と友だちになる算数だなぁ、と
安曇野プランの算数をするたびに思うことです。
それにしても、たかがおにぎり、されどおにぎり。
消しゴムおにぎりは、いい仕事しますねぇ~。