日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

頭のイメージと体のズレ。

2015-11-26 16:06:24 | 発達応援
 普段は、3:50に目覚ましをセットして、4:00~4:15くらいに起きるのですが、
今朝は、朝に炊けるようにセットしている、炊飯器が蒸気を吹き上げている音や
ご飯が炊きあがった、良い匂いを布団の中で感じていました。

 ご飯はタイマーは3:50でセットしているのですが、
実際は、3:30くらいに炊きあがっています。

 布団の中で、お米が炊きあがる匂いを感じながら、
「ああ~、いい匂いだぁ。でも、まだ起きるには早いなぁ~。」とうとうとしていました。

 鳴った目覚ましも止めて、しばらくして、
毎朝、「起きれ!」と言わんばかりに私の額をバシバシ叩くちぃが、起こしにきました。
この猫は、「起きて」と最初は額をパシパシしていますが、
要求にも関わらず、私が中々起きないと瞼に釣り針のように爪を引っかけつつ、バシバシします。

 爪の痛さに、私が飛び起きるのですが、今朝もそれをされてしまいました。

 しかし、おかしい…。
平日は、猫より私が起きるの早いのに…。

 時計を見ると、5:00!

 寝坊です。

 でも、こんな時はびっくりするような力を発揮するものですね。
弁当の仕上げ、朝ご飯の準備、飲み物の準備、猫の朝ご飯…。
しっかり、自分も食べて、いつもと同じ5:35頃に家を出て、事なきを得ました。

 やれば、できる!

 昨日のトランポリンで、大人の方で参加している方がもうひとりいらっしゃいます。
トランポリン歴も出産をはさみながらも長くされていて、
跳ぶ高さもありますし、何級だか、級取りのための技も練習されています。

 いつの日か、そこに辿り着くべく、
その方のやる時や子供達のトランポリンをしているのをじーっと観察しています。

 私は運動神経が良いほうではないので、
子どものときから、観察と理屈付けと自己流練習で色々なことをできるようになっています。

 うちの旦那どんは、運動神経がよく、
バイクでもバトミントンでも、一緒にはじめてもあっという間にうまくなっています。

 「なんでできるの?」と聞くと、
「よく見て、真似して、練習するの。努力よ。」と言います。
上手にやっている人のものを正確に見て、それを自分の体でするイメージを作り、
実践して、自分のおかしいところを修正していく力が長けているのかな、と感じます。

 私の場合、よく見て真似てるつもりが、まったく、真似になっていないことがよくあります。

 この、頭のイメージと体でしていることのズレ、とでもいうのでしょうか。

 このズレが小さい人は運動神経が良かったり、その道でセンスがあるといった感じの人たちで、
ズレが大きい人は運動神経が鈍い人なのでしょうね。

 また、ズレが大きくても自分で気がついて、修正していくことで、
運動神経が鈍くてもできるようになるのではないでしょうか。

 しかし、頭のイメージと体のズレに自分で気がつけないと修正が難しく、
いつまでたっても、へんてこな感じで中々上達することができないのかなぁと思います。

 トランポリンの技を見ながら、自分がする際にできないことに、
私の場合、跳びながら空中で太腿の横をポンとリズムよく叩くというのがあります。

 私は空中にいるときに腕を広げてしまい、トランポリンに着地してポンと太腿を叩いてしまうのですが、
指導の先生に「逆ですよ!」と言われるまで、できているつもりでした。

 それにしても、空中で太腿をポンとすることが私には難しい!
自分の中でできているイメージやリズムを崩さなくてはならないからなのでしょう。
指導の先生も「ハイ、ハイ!」と叩くタイミングを教えてくださるし、
自分でも跳びながら、「ポン、ポン、ポン…」と頭の中でリズムを作るのですが、
気がつくと逆になるし、へんてこな羽ばたきたい人のようになってしまいます。

 ところで、この太腿の横をポンと叩く基本練習。
子どもたちがやるときも見ていたのに、見事に逆。
一体、私は何を、どこを、どう、見ていたのでしょうね。
己の観察眼に涙が出そうです。
他の人の演技を正確に見ることができていない訳ですから、
再現性も低いのも、むべならん、というわけです。

 この私がトランポリンで「見てるつもり」「やってるつもり」で、「現実はできてないよ~でびっくり!」は、
私が支援員として学校で関わってきた子どもたちの、
「ちゃんと見てるもん」「やってるもん」「できてるもん!」に近い感覚ではないかなぁ~と思います。

 ただ、私が「できてるもん!」とならないのは、メタ認知が育っていて、
自分がやった行動を巻き戻してイメージできるからでしょう。

 自分のトランポリンの練習を通じて、
かつて、「言い訳姫」や「だってだって小僧」と心の中で命名していた子どもたちも、
「実はほんとうにちゃんと見てやってたのかもなぁ」と思うことです。

 そして、何を見ているのか、何をやっているのかを
子どもとしっかりすり合わせることは大事だな、と思うことでした。

 さらに、間違いを指摘されたときに、
自分で自分の行動を巻き戻してイメージするメタ認知力を育てる大切さも思うことです。

 それにしても、トランポリン。
私の体能力のみならず、「見る」「観察する」も鍛える、
頭と体に良い運動ですわい。
 
コメント
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