日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

まっすぐなありがたさ。

2015-11-17 15:26:47 | 日記
 今日は、ふと、飼い猫のちぃの顔を見ると、白々としています。
「寒いの?具合悪いの?」と声をかけて、撫でると、
珍しく、穏やかに撫でられています。

 猫飼いでない方々は、毛で覆われている猫の顔色なんて、
ぷぷぷー、と思われるかもしれませんが、
毎日、毎日接していると、
毛並みがつやつやで元気そうだ、よしよし!とか、
なんだか、ぼんやりしていて顔が白んでいるな、とか、
いつもより落ち着かないな、どっか痛いかね、とか
猫の様子で体調やら気分やらを推察する力が付きます。

 たぶん、親御さんが我が子の様子であれっ?と気がつくのと一緒だと思います。

 飼い主の勝手な妄想、思い込みかもしれませんが、
うちの猫たちは特別な病気持ちさん以外は15歳オーバーまで生きているので、
まぁ、そんな方法もアリかな、と自分ちの猫に関しては思うことです。

 友人に漫画を借りて昨夜は深夜まで読み耽りました。

 

 漫画家になりたくて、美大を目指し、
美大受験をする過程で出会った、絵画教室の日高先生。
裏のない、まっすぐな絵描きの日高先生。
当たり前だけど、自分のことだけの主人公。
2015年の漫画大賞も取っている漫画なので、筋書きはそちらに任せます。

 人の思いを感じながらも、そうはできない心のざら~っとする感じや
裏切れないから曖昧にしてして、フェードアウトできたらラッキー、思い出さないふりしておこうという感じや
ものごとを曖昧にするやさしさの残酷さとか、
やだなー、でも、あるっちゃ、あるのよねーと、
深夜にもやもやした気持ちとぐさっとする感じなど感じつつ読みふけりました。

 この漫画を読みながら、主人公が
「何を描けばいいのか」と筆が止まり、頭が真っ白でというような場面がありました。
そして、日高先生が「描け。余計なこと考えんでいいから描け。」というのです。

 いっぱい、余計なこと考え過ぎるのよね、そうなのよ。
自分にいわれているようで、そうなのよー、そうなのよー、と見入ってしまいました。

 そして、私にもこういう風にまっすぐに、損得何もなく、
意見を言ってくれる人がいたな、ということを思い出し、
なかなか、それは幸せなことだったんだな、と思い直すことでした。

 それにしても、漫画って瞬きしないで一気に読むから、どっと疲れますね。
疲れ目が、読書、パソコンの比ではなかった今日の午前中でした。

 
コメント
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