明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

道化師のソネット さだまさし

2019-09-05 19:58:00 | 僕の音楽日記




笑顔が消える時がある

人は誰も一緒だけど

抱えきれない準備に

心は
神経は
どんどん細くなり
視野も狭くなり
聞く耳ももたなくなり
目の前のことに
集中する体制に入る

いわゆる
ひとつひとつを
やっつけていく
行動に移ろうとする。


自分とそのやるべきこととの
葛藤が
想定内
想定外を
思い巡らして
心の準備
物的準備をも
含めて
完璧に
したい君だ。

安心を手に入れるために

心を安らげるために

悔いの残らないように

やるべきこと
やらなきゃならないこと
忘れてないか
漏れはないか

一世一代のことが目の前に
起こるのなら尚更のこと。

自分のやりきる勝ちパターンへ
入るまでが
無駄な動きも含めて
イライラを増幅させる時かも
しれない。

少しの余裕もなく
言葉は鋭利な刃物

切りつけながらも

先を急ぐことが優先。

到達しなければならない
事柄への
少しの妥協もなしに
やってしまわなければ
いけないことが優先。

わき目もふれず
動き回る
その姿には
ある意味無駄のない動きと
キレが
美しさすら感じる
テキパキとこなし
立ち回る

もう、やり残したことのない
そんなところを
感じたなら

笑ってよ。
笑ってみてよ。

また、素敵な笑顔が
戻ってくるから。


笑ってよ君のために
笑ってよ僕のために


僕たちは小さな舟に
哀しみという荷物を積んで
時の流れを下って行く
舟人のようだね…





せめて笑顔が救うのなら
僕はピエロ(道化師)に
なれるよ


何も出来ない
時の傍で
見守るだけの
ピエロは
言葉もなく
表情だけで
伝える事を許された
悲しい立場。


それでも
ひとつの
笑顔のために

君の笑顔のために…