1974年 伊勢正三さん
作詞作曲の作品をイルカさんが
歌う
このパターンは
見事に
イルカさんは正やんの世界を
表現するアーティストとして
正やんの妹分として
の認可を得たように
正やんの
作品を表現することのできる
素晴らしい歌い手として
デビューすることとなった。
シュリークスから
ソロになって
最初の作品
「あの頃の僕は」
そして
なごり雪
雨の物語
海岸通と
立て続けにヒット
美空ひばりさんとも交友のあったイルカさん
優しさの中にも
芯のある歌い方は
何か代弁しているかのように
作品に関していえば
正やんの世界を代弁しているように
思える
正やんのもってる
女の人の感性をイルカさんが
引き出して
僕たちに
聴かせて、感じさせて
くれているようで…
男女の別れの歌をよく
作品にされていた
正やん。
あの頃の僕は…
後悔がそこには充満している。
なんて馬鹿な男なんだろ
と悔やんでも悔やみきれない
成長しきれてない
自分に、
それでいて
では今はどうなのか?
と言えば
変わってない自分に
気づいたりもして
二番の歌詞が秀逸です。
流石正やん!と唸らせる歌詞です。
別れの言葉が夢の中で
こんなに綺麗にひびいてます。
心の片隅で
呟いた言葉
例えば誰かの小説の
ひとつの甘いフレーズとして
僕の心の本棚にしまって
おけるものなら
君の長い髪はとても
素敵だったと
言いたかった
言えなかった言葉
言えなかった自分
振り返ってわかる
人はそうやって
過去を美化して
明日へと繋ごうとする
ものだから…
思い出の中は
どんなに悲しく、せつなくとも
美しくあり続けるはずだから…