僕の人生は
早送りのビデオみたい
次へ次へと 急いで進むだけだった
僕の人生は
昔から変わることなく
次へ次へと 早送りのビデオみたい
吉田拓郎さんの生き方は
真似たい
真似できるものでなく
どこかに、重ね合わせられる
歌の世界が
あるから
ずっと
好きで
ファンでいるわけだ。
「早送りのビデオ」という歌がある。
2009年
4月15日
63歳
エイベックス移籍第一弾
アルバム
「午前中に…」
に収録。
その歌詞が沁みる。
「そうだよ 僕もそうなんだよ」
と共感できる部分に
心が鷲掴みされる。
拓郎さん自らが半生を振り返り
濃密な時間を過ごしてきた
ことは
周知のとうりで、
誰しも真似できない
その立場とその時々
味わった
苦い感情は
到底理解できない世界だ。
それをわかってくれと
言ってるでなく
共有をもとめるでなく
他のアーティストと違い
パイオニアであった
吉田拓郎
という人生は
時に
その年、
他人の何倍もの濃さでくぐり抜けて
きたと思う。
でも
歌の歌詞は
聞いた人たちは
受け取って
重ね合わせることは
許される
そうなんだよって
僕も同じとこあるんだよって…
歌う事で自分ごとの世界に
拓郎の歌が心を
熱くする。
前の会社の奴らなんかに
負けるものかと
ちっぽけな意地を張って
自分なりにやってきた
ことも
ケリをつけ
引くことになる
ある種の負け、のような
感覚、
夢を追いかけて
心を解放して駆け抜けた
日々
行方知れない旅のように…
後悔は数えきれなく
しかし振り返ることなく
次へ次へと早送りされる
僕の人生
拓郎さんのそれとは
比べものにはならないが
僕は僕で
僕の世界で
次へ次へと急かされる
人生の急な流れに押されて
急流を下る笹舟のように…
ゆられゆられている。
「早送りのビデオ」
作詞 作曲 吉田拓郎
水の流れを 追いかけるように
じっと 見つめていると
心が洗われて
あんな風に 自然に
ながれてゆきたいと
しみじみと思うのだ
数えきれない後悔と
たどり着けない 旅のまま
おさえきれない ジレンマと
行方知れない 旅のまま
僕の人生は 早送りのビデオみたい
次へ次へと 急いで進むだけだった
僕の人生は 昔から変わることなく
次へ次へと早送りのビデオみたい
風が正面から強く吹く街を一人
歩いていると 体が熱くなり
こんな奴になんか
負けてなるものかと
立ち向かってしまうのだ
つかめそうでつかめない
あの場所まではまだ遠い
風のようには なれないし
夢のままでは 儚いし
僕の人生は早送りのビデオみたい
次へ次へと急いで進むだけだった
僕の人生は昔から変わることなく
次へ次へと早送りのビデオみたい
雨がシトシトと降る帰り道に今日も
僕の空っぽの頭をよぎるのは
理由もなくどこかへ
寄り道しようかと
胸の中がゆれるのだ
つまずいたって いいんだし
やり直しも出来るんだし
ここから先が大事だし
すべてここから始まると…
僕の人生は早送りのビデオみたい
次へ次へと急いで進むだけだった
僕の人生は昔から変わることなく
次へ次へと早送りのビデオみたい
つまずいたって
いいんだし…
やり直しも出来るんだし、
……
ここから先が大事だし……
すべてここから
始まると…