2007年 にひっそりと出た
映像と音源のDVD
「歩道橋の上で」
の中から
「空に満月旅心」
今日は中秋の名月
夜空を見上げ
心を浄化することにする。
新たな
ツキを呼び込むように…
酒に酔うのも 旅のうち
夢かうつつか 幻か
似た者同士で漂いながら
酔ってよろけて 秋深し
空に満月旅心
空に満月旅心
友をけなして 世を嘆き
愚論 正論 押し問答
嫌いな奴ほど いい肴
褒める言葉は ちょい照れる
空に満月笑酒
空に満月笑酒
惚れた女がそばにいて
食って 喋って たまに寝る
愛しい想いは薄れていくが
寄り添うばかりが恋じゃない
空に満月 愁酒
空に満月 愁酒
桜はどうかと まとまらず
いつか巡るは酒の旅
空に満月 旅心
空に満月 旅心
岡本おさみさんの
暮らしの中で想いを馳せる
旅への郷愁
日常から外れたところに
心は飛んでいる。
毎日を忙しく過ごしていると
自分が、見えなくなる
何かふらっと
あてもなく
それこそ
風に吹かれて
旅に出てみたい
と
本当に思う。
つい最近まで
旅は
大勢でワイワイするものが
良いと思ったりしたが
最近は
一人であてもなく
旅に出てみたいと
思う。
折しも
今夜
満月の夜
月を見ながら
狼にでも姿を変えて
旅へと駆け巡ろうか
あなたも狼に変わりますか?
いつでも 探しているよどっかに 君の姿を
交差点でも 夢の中でも
こんなところに
いるはずないのに
奇跡がもしも おこるなら
今すぐ 君に見せたい
新しい朝 これからの僕
言えなかった
「好き」という言葉を
これ以上何を失えば
心は許されるの
どれほどの痛みならば
もう一度君に会えるの
one more time
季節よ うつろわないで
one more time
ふざけあった時間よ
食い違うときはいつも
僕が先に折れたね
わがままな性格が
なおさら愛しくさせた
one more chance
記憶に足をとられ
one more chance
次の場所を選べない
いつでも探しているよ
どっかに君の姿を
向かいのホーム
路地裏の窓
こんなところにいるはずないのに
願いがもし叶うなら
今すぐ君のもとへ
できないことは もう何もない
すべてかけて抱きしめてみせるよ
暴風に飛ばされて
飛んできてた
粉々のコトバの破片が
心に突き刺さったまま
至近距離で撃たれた
散弾銃の衝撃と似て
…
虚ろう心は
血まみれのまま
早く止血しないと
いけないと思いつつ
どくどくと流れ続けるような
全身から力が抜けていく
意識が遠のいていく
何が何だか
わからないままに
ただ
勇気つけてあげたくて
ただ
少しこっちを向いてほしくて
ただそれだけだったのに
外は
激しく吹き荒れる暴風
が
コトバもなにも
消し去った後
振り向きざまに君は
撃ってきた。
まるでサスペンス映画のワンシーン
でも
僕の前に広がる景色は
踏切の向こうにいる
君の姿。