車いすの改良で究めるパラテニス

パラリンピックで３連覇をねらう国枝慎吾選手
の文字通り手足となって動き回る車いすは、重
さわずか９キロと知って驚いた。

我々健常者はラケットの改良に目を奪われてい
るが、車いすの改良も革命的という。

車いすテニスの好敵手に世界ランキング１位に
フランスのステファン・ウデ選手がいる。

両選手の車いすはもちろん選手の体やテニスに
合わせたオリジナル。

国枝選手のマシーンは日本製のアルミ主体で、
価格は４６万円。
ウデ選手のものはカーボンが主体で開発費に15
00万かかっているという。いすの特徴は座るス
タイルから切断した左足をソケットに入れて固
定した。（腰が浮いているとの指摘も＝ルール
に抵触）



どっちがパラアスリートに向いた車いすなのか、
分からないが、車いすの改良について国枝選手
は次のような意見をもっている。
「スポーツだから、車いすの性能ではなく、テニ
スの技術の優劣を競うのが理想だと思う」

分かるなあ、国枝選手の意見。
今度のパラリンピックで国枝選手のテニスは楽し
みだが、車いすにも注目だよ。

（資料は４日朝日新聞から）