人生アラカルト

どうせ過ごすなら楽しくね。

取り残される仮設住宅と住人

2017-03-11 23:50:30 | 80はミステリーゾーン
石巻や女川を訪れた時に、仮設住宅が
目立った。そこだけが違う住宅群で残
っていた。いまでも、そうなんだろう。

遠くからでもカメラを向けることは憚
れた。

災害は海岸部に限られていたから、そ
こに住んでいた人たちだけが被害にあ
った。

災害が起こって6年経っても仮設住宅
に住む人がいることは、なんだろうと
思う。住宅は仮設であって、とりあえ
ずという意味なのに。

仮設が建っている場所は住宅地から離
れた空き地、高台などで、入居してい
る人からは「便利だ」という声は聞か
れない。

テレビでは夏は暑く、ムカデが出ると
ころもあると住む人がいっている。

仮設から離れて他県へ移住すると、い
じめ問題が起き上がり、遠くに住んで
いるものから見て、なんともいいよう
のない人間性がいやだ。



石巻慰霊旅行から早や3年

2017-03-11 15:31:43 | 80はミステリーゾーン
東北大震災から6年。それから3年後慰霊に
石巻市を訪れた。
旧北上河口にこんもり盛り上がった日和が丘。
多くの犠牲者を出した大川小学校、女川の漁
港。今でも、行った時の思いでは鮮明に覚え
ている。

jr石巻駅に着いてすぐ腹ごしらえをした。
ラーメン屋に入った。腰板にここまで波が
来ましたと手書きで津波の規模を示してあ
った。店の中で1.5メートトル。

ところが、店の背後には小高い日和が丘があ
って、市内に上がった津波の様子がつかめな
かったそうだ。

駅まえでレンタカーを借りて日和山へ上がっ
た。丘からは石巻の街が一望できる。旧北上
川の河口が目の前に見え、海が広がっていた。


春は桜で、秋は紅葉が美しく、市民の憩いの
場になっている。
海岸部は津波にきれいにさらわれてなにもな
かった。

しかし、街の中心分は、電気などの量販店、
スーパーマーケット、銀行、ホテルなどは無
傷状態であった。そのままの状態で、道には
車が埋まっていた。

それから、ホテルの窓から見えるのは飾り気
なしの仮設住宅であった。