こころの染織

ひと針ひと針心を繕います。
第8章・・月あかりの散歩道・・・私とルナと一緒に月に想いを馳せて散歩しませんか~♪

思い出の海・・・鳥の海

2016-08-28 16:13:02 | 東日本大震災

ルナです。


仙台は、昨日から、一気に気温が下がって、今日も最高気温23℃ほど・・・
ママさんは、すっかり長袖に靴下。
窓も締め切って、このまま秋へ加速するの?
そんな気配すら感じられるほど、涼し過ぎる土曜、日曜。。。
みんなのところはどうなってるの?


2日間の連休だったパパさん。
最近、体調が悪いわけではないんだけれど、
前のように「あっち」「こっち」って出かける元気が少し薄れて、
金曜日はベランダの網戸のお掃除をしてくれたけど、
お昼寝の時間も長かった。







土曜日は、朝から雨で・・・


今日も一日このお天気のようにどんより過ごすのかなぁ~って思っていたら、
午後になったら、「鳥の海」の温泉に行かない?
ママさんにそんな提案をし始めた。
「ルナはどうする?置いてゆく?置いて行った方が良いよね!」


   いやだぁ~







ママさんの「連れて行こうかぁ~」のひと言に救われて、
ルナも玄関で行く気満々をアピール!!
何とか車に乗り込んだ。

ふぅ~ 





鳥の海は宮城県亘理町にあって、
ルナのお家からだと、仙台空港から南に向かって、国道6号線を50分ほど・・・
阿武隈川を渡る大きな橋を超えると見えてくる。
名物のはらこ飯やホッキ飯を食べに行く場所だった。

地図の中にも見えると思うけれど、
鳥の海の湾内に小さな島があって、海浜の森って呼ばれているよ。
そこへ、橋が渡っていて、
それを歩いて島まで行けたんだよね。

あの日・・・・まではね。。。






橋は今も残っていたけど・・・
その橋を見ながらはらこ飯を食べたお店はもう無かった。
そこには、ママさんが背伸びしても向う側が見えない高さの防潮堤が出来ていて、
橋の入り口は塞がれていた。










ママさんが、腕いっぱい伸ばしてシャッターを切って見ると、
思い出の橋は、そこに写っていた。
でも、森は無い。。。







パパさんの目的は、「わたり温泉 鳥の海」

昨日の地元紙・河北新報に町営宿泊施設「わたり温泉鳥の海」が施設被災・経営悪化で、
仙台の老舗ホテルに施設を貸与して、
賃貸料を受け取る方向へ踏み切る見通しを発表していた。
震災で1階部分が損壊し、経営を休止していたけれど、
平成14年から日帰り温泉のみを運営再開。
でも、15年度も赤字・・・・

気持ちだけでも復興支援しようか!
パパさんのその気持ちに乗って、久しぶりに「鳥の海」へ出かけて行った。








お天気も悪かったし、とても寒くて景色は震えて見えた。
たくさんの重機がまだまだ活動していて、
想像以上に震災は続いている・・・

楽しかった思い出は心の中に今もあるけれど
目の前の切なさに5年経っても言葉が見つからない。





帰りに、土日祝日のみ営業しているお店によって、
はらこ飯弁当と焼き魚・いしもちを買って帰ってきた。
「美味しい~♪」って、二人ともようやく笑顔になっていた。

温泉は5階にあって、太平洋が見渡せる露天風呂もあり、
入浴料は、500円。
これから、温泉が楽しい季節になるね。
今度はお天気の良い日にルナも歩いて見たいなぁ~





鳥の海にどうぞ~


  

コメント (12)
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