こころの染織

ひと針ひと針心を繕います。
第8章・・月あかりの散歩道・・・私とルナと一緒に月に想いを馳せて散歩しませんか~♪

カントリーラビットで昔ばなし

2022-12-06 15:08:56 | 第7章・空色の種を探す旅

 

アメリカン・ブルーです。

 

今朝は私も今シーズン初の雪を見ました。
積雪にはならず、
風に吹かれて流れる様だけでしたが、
冬将軍の予告編のようでした。

ルナも、早朝、私の布団に潜り込んで、
急に温かくなったのか・・・ 
その寝息の凄さに、
私はすっかり目が覚めてしまいました(笑)

 

 

昨日のブログで、
夫の母が「卯年」生まれで、
手作りのカントリーラビットを贈った話をしましたが、
かずちゃんから「どんなん? どんなん?  気になります」
そんなコメントを頂きました。
もう、カントリーラビットも年季が入って、
ブログの写真にはどうかなぁ~と言う気持ちで居ましたが、
考えてみると、
アンティークほど価値が出るカントリー雑貨(笑)
20数年が経っているような気がしますが、
お恥ずかしい作品ですが、
今日はそこを越えて、
ついでに昔話をしようと思います。

 

 

「青の家」を建てた頃(平成元年)、
「カントリー」という世界に没頭して、
家の家具や雑貨を楽しく集めながら、
人形は自分で作っていました。

ウサギのボディとレース類は紅茶染め
少し斑に染まった方が雰囲気は出ます。
大学では染色専攻だったので、
出来れば想いのある色に・・・そんなことで、
小さな布の端切れもちょっと染めたり、
楽しみは色々でした。

人形の顔や雰囲気は、作家さんのイメージが出るモノ。
依頼があって出かけて行った数々の手芸教室。
生徒さんの表情がそのまま人形に出て、
誰の作品か何となく解るものです。

 

 

写真を撮っているとおじゃま虫怪獣ルナゴン登場!!
得意技は、おやつの要求


息子の出産を機に仕事を辞めて、
その7か月後に夫の転勤で仙台市に転居。
毎日、その頃の私は、
今の夫のように「日々に生産性がない・・・」
そう思っていたかもしれません。
世の中から自分だけが取り残されて行くような喪失感。
夫は人事総務部で何やら部長に付き合わせれる毎日で、
私は、夜中まで「F1」を見ながら帰宅を待つ毎日でした。

たまたま、姉が、
「暇なら私に手編みのセーターでも編んでくれない?」
そう言うので、それならば~と
アラン編みの凝ったセーターを編んで送りました。
姉は社交的な人で、良い交友関係もあって、
そのセーターを着て出歩き、
友人たちからセーターの注文を取ってきてくれました。
1週間に1枚くらい仕上げられました。
すると、今度は、
布の手提げ袋を縫ってくれない?
今度は、色々なバッグ類の注文がいっぱい来ました。
今でいう所の「ネット販売?」をリアルにやっていました。

 

その楽しさから、
新築の家を建てるときに私のアトリエを作ってもらいました。
看板も出さずに口コミだけで、
手作りの注文を受けて・・・
面白いものもたくさん作りました。
某銀行の支店から忘年会の余興ように「十二単」
ちょうど秋篠宮さまのご成婚の年でした。
結婚式の新郎のお色直し「ダースベーダーマント」
夏休みが終わる頃・・学校に出す雑巾まで(笑)

時には、「ボタンを付けてくれませんか?」
奥様には頼めない・・・とのこと。
雑誌を抱えてダメージジーンズ加工を依頼に来る若者。
私のアトリエで泣いて行く人・・・


ブログタイトルの下に書いている
ひと針ひと針 心を繕います。
依頼は出来る限り断らない。
それがその頃の私の姿勢でした。


 

手芸教室で作っていた簡単なラビットです。
メガネのウサギは夫から頼まれたもの。
長く会社のパソコンの上に座っていたらしいですが、
長期入院の折に家に帰ってきました。

その後・・・
東日本大震災の折に、
多くの手芸屋さんが長期休業・・・
近所でお世話になっていた手芸屋さんも半年ほど休業して、
私は材料が買えない時期と共に心を病んだ気がします。
2年後、夫の転勤で25年続けたアトリエを閉め、
夫とルナと一緒に、山形県東根市への転勤に帯同しました。

 

 

ルナがテーブルに乗っているのは、
私が忘れ物をして家に戻った時に、
普段は乗ったことがないテーブルに上がっていて
「どうしよう~ ・・・」
動けなくなってしまった様子です(笑)
「青の家」
リビングの奥の出窓にいつも座っていたのがこの子

 

 

私が最もお気に入りだったドール
多くの物は、ほとんど譲ってしまいましたが、
これだけは今も我が家にあります。

外壁が私が大好きな「青」でしたので、
そこを「青の家」と呼んで、
このブログのIDもそのままaonoie・・・なんです。

 

昔ばなしが長くなってしまいました。
今年に入って、
新しいブロ友さんにたくさん出会うチャンスを頂きました。
ブログ開設から13年が経ちましたが、
この昔ばなしはあまりしてこなかったので、
カントリーラビットに寄せて・・・
少しお話してみました。

 

 

実家の姉から
花巻のりんごが届きました。
昨年は少し出来が良くなかったようでしたが、
今年は形も立派で蜜もたくさん入っていました。
故郷が遠くになったこの頃ですが、
医者いらずのりんごで、
この冬もお互い元気でありたいものです。

 

        

 

 

 

コメント (16)
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