いつものお店に入りしばらくすると携帯が!
「もし」
「21時前からお店に入るなんて早いですね」
「ナニ?行確してるワケ?」
「いやいや、ネタ元を知りたいんですよ」
「ただの偶然だ。奥のお店に行って見ろ。もっとビックリする人が居るから」
こんな話があったら怖いですよね。
小説・実話の垣根を越えた刑事ストーリーの常識を覆す衝撃のノンフィクションはいかがでしょう。
警視庁捜査二課 | |
講談社 |
内容紹介
小説・実話の垣根を越えて、これまで書かれた刑事ストーリーの常識を覆す衝撃のノンフィクション
世界有数の大都市・東京の犯罪を摘発する巨大捜査機関・警視庁。
人生をかけて巨悪と闘ってきた名物刑事を待ち受けていた結末は不可解な辞職劇だった──。
管理官は真剣な顔で口を開きました。
「萩生田さん、やってもらいたい事件があるんです。捜査二課長命令です。外務省の内閣官房報償費の事件です。萩生田さんの班でどうしてもやってほしいんですよ」
上から降りてくる“頼まれ事件”は嫌だし、渋谷署の事件を放り投げて他の事件にとりかかるなんて気持ちにはなれませんでした。
「無理ですね。そんなことをしたら渋谷署に怒ら
れますよ。それに何で俺なの?他の班だってあるじゃない。お断りですよ」
私はまだ、この事件の大きさにピンときていなかったのです。
(本文より)
内容(「BOOK」データベースより)
どデカい汚職捜査の内偵中になぜか辞職に追い込まれた名物刑事。彼はかつて外務省機密費事件を捜査指揮した男だった。誇りと無念を胸に秘めて書き綴ったリアル・ストーリー。
著者について
1949年東京生まれ。
都内の商業高校を卒業後、68年に警視庁入庁。85年に警部補に昇進、警視庁捜査二課捜査係長を務める。
担当した事件は東海銀行巨額不正融資事件、日本道路公団贈収賄事件外務省内閣官房報償費詐欺事件など多数。
02年に警視に昇進、玉川警察署、昭島警察署の刑事課長を歴任。05年に警視庁捜査二課立川分室管理官に就任。07年8月20日付で警視庁を退職した。