病院に到着して慌ただしく外泊の手続きをしてると
ツレは「えっ!たったの一泊なの?
2泊出来るとばっかり思っていたのに、凄い残念だ・・・
どうにかならないの?」と、ごねる
私としたら前回転んでしまったので、今回は気が抜けない上に
徐々に私の疲れも溜まって来ているので
此処で寝不足になるのは出来るだけ避けたい
一泊でも今の私にとっては限界に近いと言うのに
嬉しいでもなけりゃ、ありがとうでもない
そんなツレを連れて帰る気力をかき集めるのが必死
迎えの車を待っている間に持って帰る荷物を用意していると
慌てた感じの担当医師が部屋に入って来て
入院した時に撮ったレントゲンの経過報告を仕始める
迎えの運転手さんがドアの向こうにチラチラ見えて
気が急く状態だったが
ツレの脳の調子はバッチリらしく出血の吸収は全て完了しているとの事で
本当に安心できた・・・
10分ほど待たせてしまった運転手さんにツレを任せ
荷物を山ほど抱えてやっと車に乗り込んだら
ツレ「お前、今年は苺の摘み取りはどうした?」と聞いてくる
「申し込んだよと答えると
「孫を呼んで莓摘みに連れて行ってやろうと思うんだ」と言い出す
その言葉にザクッと私の心が切れてしまった・・・
たかが莓摘みだが
今年の申し込みは凄く悩んだ
申し込んでも畑まで摘みに行ける時間がどれだけ取れるか全く自信がない
それでもやっと申し込んだのは
ツレの入院でたくさんの方達に、有り難い配慮を頂いた
ジャムを煮てみた過去の経験上、
この畑の苺を使うと凄い美味しいジャムが出来るのは証明済みなので
少しでもその方達に、ご恩が返せるようにとやっと申し込んだ
他の時なら幾らでも持って帰って頂いていいし
私もツレの孫達の喜ぶ笑顔を見られたらやっぱり嬉しいとも思うけれど
今の私には畑までご案内しているような、そんな余裕は正直ない
そして何より拘ってしまったのが
ツレの子供であるお二人が
ツレの現状をどれだけ理解して貰えているのか・・・?
私には、ツレを心配している気持ちが殆ど感じられない
私が面倒をみるのは当たり前とは思うけれど
もう少し積極的にツレを支え励まして欲しいのにな・・・
と、思う気持ちが心の奥に潜んでいる
それが出来ない程の冷えた親子関係しか結んで来なかったとしたら
ツレの責任は大きいと思う
しかし、倒れた翌日には二人で見舞いに来てくれ
息子さんから自発的に「面倒は見ます」と
私に挨拶してくださったのだから、
もう少し会いに来てやってくれてもいいのじゃないのかな?と
悶々としている
自分が家から出ることさえ
人に大変な手間をかけていることに思いを巡らしたら
誰かをお招き出来るような時じゃないだろうにと
心の狭い私がいた・・・
急速にツレを家に迎えて
歓待してあげようと思う心が冷めて行く
家に着いても直ぐには部屋に入れることが出来ないほど
我が家のバリアーは大変なのだ・・・
病院の車椅子からやっと我が家の車椅子にツレを乗せ替えて
運転手さんに帰って貰ってからも
ツレをベッドに移動させるだけで力を振り絞る重労働なのだ
持って帰った荷物を整理して
やっとホッとしようとした途端に
ツレ「熱いお茶下さい」と言う
椅子に座りかけた重い腰を上げてお湯を沸かす・・・
こんななんでもないような事が私の体力を消耗させて
余計にイライラとしてしまう
自分の小ささを思い知らされてため息がでてくる
そんな私にツレが「パソコンをしたいから上からケーブルを持って来てくれ」
「モバイルがどうで、こうで」と畳み掛けるように説明と注文をされても
今の私には理解力が落ちて、さっぱり解らない部分が多いし
あと一時間ほどで到着する私の整体のお客様も気になる
パソコンをしたいと言う気持ちが今のツレには
何よりのリハビリなのだろうと思い
2階のケーブルを外して下に持っていくと
ツレ「おお、これ、これ!
やっぱり、持つべき物はいい家といい女房だ」なんて言うお世辞も
私の上を滑っていく
やっとパソコンが下で使えるようになっても
直ぐに疲れて「仕舞ってくれ」と言い出すけれど
やり始めようと思っているだけで上等なのかもしれない
ツレを寝かして直ぐにお客様が到着して
一時間半の延長のご注文を頂く
終わってから慌ただしく夕飯の支度を始め
野菜中心の献立を用意して食べ始めようとしたら
「お前ビールぐらい飲まないの?」と聞いてくる
「お前の飲んでいる所を見たい」とまで言ってくれるけれど
「パパが飲めないのに私だけ飲むのは嫌だと言ったでしょう、
それにパパが『少しだけおくれ』って言い出すのが
解っているから飲まないよ」と返事をする
お酒のない我が家の食卓はイマイチ味気ないが
静かな時間が過ぎて行く
今夜は疲れただろうから
睡眠薬なしで寝られると思うよと伝えたけれど
ツレ「やっぱり飲む」と言うので
錠剤を半分にして飲ます
やがてグッスリと寝た吐息が聞こえたが
心配なので今夜は隣の部屋に布団を敷いて寝る
深夜に電話の受話器を外す音がして飛び起きて隣に行くと
ツレ「お前何処に寝ていたの?」とビックリしている
「いいから、オシッコして」と急かして用を済まさせるが
始末を終えた頃はすっかり目が覚めてしまった
目を閉じているだけでも体が休めるのだからと
自分に言い聞かせて横になる
明け方やっとウトウト出来たが
ツレが起き出す音がして眠い目を擦りながら起きる
ニワライフ9包ロイヤルセレクト8粒と
風邪気味だと言うのでルイボスドリンク1本
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ツレは「えっ!たったの一泊なの?
2泊出来るとばっかり思っていたのに、凄い残念だ・・・
どうにかならないの?」と、ごねる
私としたら前回転んでしまったので、今回は気が抜けない上に
徐々に私の疲れも溜まって来ているので
此処で寝不足になるのは出来るだけ避けたい
一泊でも今の私にとっては限界に近いと言うのに
嬉しいでもなけりゃ、ありがとうでもない
そんなツレを連れて帰る気力をかき集めるのが必死
迎えの車を待っている間に持って帰る荷物を用意していると
慌てた感じの担当医師が部屋に入って来て
入院した時に撮ったレントゲンの経過報告を仕始める
迎えの運転手さんがドアの向こうにチラチラ見えて
気が急く状態だったが
ツレの脳の調子はバッチリらしく出血の吸収は全て完了しているとの事で
本当に安心できた・・・
10分ほど待たせてしまった運転手さんにツレを任せ
荷物を山ほど抱えてやっと車に乗り込んだら
ツレ「お前、今年は苺の摘み取りはどうした?」と聞いてくる
「申し込んだよと答えると
「孫を呼んで莓摘みに連れて行ってやろうと思うんだ」と言い出す
その言葉にザクッと私の心が切れてしまった・・・
たかが莓摘みだが
今年の申し込みは凄く悩んだ
申し込んでも畑まで摘みに行ける時間がどれだけ取れるか全く自信がない
それでもやっと申し込んだのは
ツレの入院でたくさんの方達に、有り難い配慮を頂いた
ジャムを煮てみた過去の経験上、
この畑の苺を使うと凄い美味しいジャムが出来るのは証明済みなので
少しでもその方達に、ご恩が返せるようにとやっと申し込んだ
他の時なら幾らでも持って帰って頂いていいし
私もツレの孫達の喜ぶ笑顔を見られたらやっぱり嬉しいとも思うけれど
今の私には畑までご案内しているような、そんな余裕は正直ない
そして何より拘ってしまったのが
ツレの子供であるお二人が
ツレの現状をどれだけ理解して貰えているのか・・・?
私には、ツレを心配している気持ちが殆ど感じられない
私が面倒をみるのは当たり前とは思うけれど
もう少し積極的にツレを支え励まして欲しいのにな・・・
と、思う気持ちが心の奥に潜んでいる
それが出来ない程の冷えた親子関係しか結んで来なかったとしたら
ツレの責任は大きいと思う
しかし、倒れた翌日には二人で見舞いに来てくれ
息子さんから自発的に「面倒は見ます」と
私に挨拶してくださったのだから、
もう少し会いに来てやってくれてもいいのじゃないのかな?と
悶々としている
自分が家から出ることさえ
人に大変な手間をかけていることに思いを巡らしたら
誰かをお招き出来るような時じゃないだろうにと
心の狭い私がいた・・・
急速にツレを家に迎えて
歓待してあげようと思う心が冷めて行く
家に着いても直ぐには部屋に入れることが出来ないほど
我が家のバリアーは大変なのだ・・・
病院の車椅子からやっと我が家の車椅子にツレを乗せ替えて
運転手さんに帰って貰ってからも
ツレをベッドに移動させるだけで力を振り絞る重労働なのだ
持って帰った荷物を整理して
やっとホッとしようとした途端に
ツレ「熱いお茶下さい」と言う
椅子に座りかけた重い腰を上げてお湯を沸かす・・・
こんななんでもないような事が私の体力を消耗させて
余計にイライラとしてしまう
自分の小ささを思い知らされてため息がでてくる
そんな私にツレが「パソコンをしたいから上からケーブルを持って来てくれ」
「モバイルがどうで、こうで」と畳み掛けるように説明と注文をされても
今の私には理解力が落ちて、さっぱり解らない部分が多いし
あと一時間ほどで到着する私の整体のお客様も気になる
パソコンをしたいと言う気持ちが今のツレには
何よりのリハビリなのだろうと思い
2階のケーブルを外して下に持っていくと
ツレ「おお、これ、これ!
やっぱり、持つべき物はいい家といい女房だ」なんて言うお世辞も
私の上を滑っていく
やっとパソコンが下で使えるようになっても
直ぐに疲れて「仕舞ってくれ」と言い出すけれど
やり始めようと思っているだけで上等なのかもしれない
ツレを寝かして直ぐにお客様が到着して
一時間半の延長のご注文を頂く
終わってから慌ただしく夕飯の支度を始め
野菜中心の献立を用意して食べ始めようとしたら
「お前ビールぐらい飲まないの?」と聞いてくる
「お前の飲んでいる所を見たい」とまで言ってくれるけれど
「パパが飲めないのに私だけ飲むのは嫌だと言ったでしょう、
それにパパが『少しだけおくれ』って言い出すのが
解っているから飲まないよ」と返事をする
お酒のない我が家の食卓はイマイチ味気ないが
静かな時間が過ぎて行く
今夜は疲れただろうから
睡眠薬なしで寝られると思うよと伝えたけれど
ツレ「やっぱり飲む」と言うので
錠剤を半分にして飲ます
やがてグッスリと寝た吐息が聞こえたが
心配なので今夜は隣の部屋に布団を敷いて寝る
深夜に電話の受話器を外す音がして飛び起きて隣に行くと
ツレ「お前何処に寝ていたの?」とビックリしている
「いいから、オシッコして」と急かして用を済まさせるが
始末を終えた頃はすっかり目が覚めてしまった
目を閉じているだけでも体が休めるのだからと
自分に言い聞かせて横になる
明け方やっとウトウト出来たが
ツレが起き出す音がして眠い目を擦りながら起きる
ニワライフ9包ロイヤルセレクト8粒と
風邪気味だと言うのでルイボスドリンク1本
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