荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

虎ノ門ヒルズへ行く

2014年06月14日 | 散文



先週、虎ノ門ヒルズが開店した。
早速行ってみる。
基本的に新しい物好きである。




マスコットキャラクター「トラのもん」だ。




ドラエモンじゃないので、耳があってしっぽが長い。
猫じゃなくて虎である。
従って縞がある。




人気者である。




暫くここで寛いだ後探索する。




地下の自転車置き場を探した(結局見つからなかった)後、やっぱり高い所へ行く。



エレベーターの中には見事な鯉と花のレリーフがあった。



51階に着くと「いらしゃいませ」と迎えられた。
「いやいや、レストランに来たのでなく、見物に来ただけですから」
廊下ですれ違う従業員が、胡散臭そうな顔を笑顔で覆って「おはようございます」と挨拶してくれる。
ちょっと居心地が悪い。



そそくさと目立たないよう窓際へ行く。
六本木ヒルズが見える。




東京タワーが見える。
レインボーブリッジが見える。
絶景である。




真下を見ると、こんな感じ。
足が竦む。

かなりの時間を51階で過ごしてしまった。
結局窓際で景色を見ていたのは我々だけだった。
・・・良かったのか?











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3年振りの被災地/石巻

2014年06月14日 | 散文


前回の訪問と同じように、南三陸から石巻へ行く。

着いた所は野原である。
草原が広がっているだけで3年前の面影が全くない。




この方向にはこんな光景が広がっていたが、ここでも瓦礫がきれいに片付けられている。




この道の両側には沢山の住宅があった。




当時は、こんな光景が広がっていた。




瓦礫がきれいに片付けられた中で、1軒の家がぽつんと残っている。
窓が壊れているので、人は住んでいないと思う。
ここはもう帰って来られる土地ではないと思うのだが、何か事情があるのだろうか?




新しいお地蔵さんが立っている。
それにしても、1軒だけ残った家が寂しい。




観光バスも来ていて、犠牲者の関係者や震災を悼む人たちが祈りを捧げる場所となっている。
鎮魂の地である。




前回、この光景に感動した。




同じ場所を探したら、当時の看板と地面の文字がそのまま残されていた。




灯が点されている。
震災の瓦礫から取った火だという。

3年振りの被災地を訪ねた感想が纏まらない。
南三陸も石巻も人が住んでいた場所が原っぱになっている。
これは、復興が進んでいるのだろうか?
被災した土地を放棄した姿を見たが、槌音高く新しく建設されている街を見ていない。
復興の姿を見ていない。
もどかしい思いばかりで、気持ちの整理が付かない。





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