荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

南水元で富士塚に出逢った。

2021年05月10日 | 散文

中川の土手を下っていたら、富士塚らしいものに出逢いました。向こうに葛飾清掃工場の煙突が見える場所です。

 

富士塚らしいと言ったのは、東京によく在る富士塚と比べて新しいのです。一方、他より富士山のコニーデを強調しています。

 

・・・行ってみようか、もう二度と出逢うことも無いし。

 

土手を降りました。富士神社と書いています。富士塚は立入禁止と書いています。神社の入り口を探します。

 

ここからは入れません。

 

富士塚の前に社殿が在りました。新しい神社です。

 

お参りします。

 

 

狛犬だけが古いです。随分古いです。建て直した社殿と造り直した富士塚でしょうか?

 

社殿の横から富士塚へ行きます。

 

石灯篭も古いです。やっぱり元は古い神社のようです。富士塚の裾野には幾つかの石碑が立っています。たぶん他の富士塚のように町内に富士山講があって、登山記念等の石碑だと思います。

 

一つだけ外からでも文字が読める石碑があります。「世にひとつ不二のたかねはくしききなる夕日と思えば・・・読めません」

 

いずれにせよ初めて見る形の富士塚です。

 

さて、帰りながら振り返ります。けっこう広い境内です。

 

「水神社」がありました。後ろは中川の土手です。中川の氾濫防止を祈念した歴史の証でしょうね。

 

改めて眺めます。狛犬を除く境内の石の多くが新しいです。

 

鳥居も新しいです。「村社 富士神社」です。この辺が「村」の時代から在った神社のようです。

 

裏に記載があります。昭和11年の建立碑でした。その前は新築の住宅です。建立は太平洋戦争前ですが、社殿や鳥居等が新しいです。ここ10年くらい前に建てられたように見えます。

水害の後再興した神社のように思います。水害から守る為に富士塚を高くしたのだと思います。・・・でも、石柱の記載では、建立から84年経っています。それにしては新し過ぎますが・・・?


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