荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

「吉の湯」の風景

2020年11月04日 | 散文

初めて(たぶん)の道を走っていたら、住宅街に煙突が立っていました。たぶん銭湯です。

 

煙突は住宅街の塀の向こうです。

 

回り込んでやって来ました。・・・やっぱり銭湯です。

 

隣に、銭湯に付きもののコインランドリーがあります。入浴している間に洗濯できる、ありがたい施設です。

 

覗き込みます。・・・決して怪しい者ではありません。屋号が見当らないのです。

 

やはり営業開始時間は早いです。下町はこういった需要が多かったのだと思います。夜の商売とか、交代勤務明けとか。

 

堀切六丁目です。昔、この界隈は銭湯が多かったのでしょうね。

 

ここの壁に有りました。「吉の湯」です。やっぱり銭湯はめでたい名前を付けます。でも、「松竹梅」でも「七福神」でも「鶴亀」でもないので、創業は比較的新しいと思います。

 

銭湯横の路地を入って行きます。何だろう? 排水管と煉瓦の名残りがあります。

 

見上げる銭湯です。この辺りは脱衣場兼休憩場所でしょうか?

 

ここがボイラー室のようです。

 

路地の奥からやって来た郵便配達を振り返ります。

 

前を見ると新築住宅街です。

 

煙突の向こう側も新築住宅街です。

 

「吉の湯」自体の住居も新築です。当然皆内風呂を持っています。「吉の湯」の新築住宅も、自身の廃業を見据えて内風呂を持っていると推察します。

銭湯は、残念ですが、斜陽産業です。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 河合映画巣鴨撮影所(大都映画... | トップ | 夕暮れの街 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

散文」カテゴリの最新記事