おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

ソルゴー ナス畑を囲む IPM農法

2014年10月19日 00時00分00秒 | 農業

写真1 ナスの脇にソルゴー


写真2 ナス、インゲン、ブロッコリーの脇にソルゴー 写真1の反対側


写真3 ナスを囲むソルゴーが見える


写真4 写真5

写真4 2014/07/21 ソルゴー伸びてナスを護る 写真1・写真2のナス畑 
写真5 2014/05/18 ナスは移植・定植されて日数少ない 写真1・写真2のナス畑

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 2014年9月下旬午前9時、JR宇都宮線自治医大駅を出発
 いつもの農道・里みちへ
 約40分後、前方に既知と初見の男性、農作業中(弊ブログ2014年10月18日・写真2

 既知男性Aさん(83歳・弊ブログ2014年10月18日・写真1)の現場に着く
 伺うとホウレンソウ播きの準備
 農道・里みちを挟みナス畑(注1)
 畑の両端にソルゴー並ぶ(写真1・写真2)
 ナスとソルゴーの丈はほぼ同じ
 ナス収穫は終盤
 ソルゴーは実をつけている

 なぜ、ソルゴーは畑の端にナスを挟むように植えられているのか
 Aさん曰く、風避け(注1)
 さらに歩を進めると、ナスを囲むソルゴーが目に入る(写真3)

 見撮しつつ気になるのは、ソルゴーをなぜ植えているのか
 確かに、風が吹くとナスはこすり合い傷つき、商品価値を落とす
 しかし、台風を除くと強風はないように思う
 かつて筆者は、埼玉県で、ナス畑のソルゴーは害虫の天敵を棲ませ増やす処と聞いた

 そこで、栃木県下都賀農業振興事務所経営普及部に確認
 同部は当地の農業を指導する部署
 次のよう
   ソルゴーは風避けだけでなく、土着天敵を棲ませ増やす役割を持つ
   IPMの一つ

 やはり、思っていたとおり
 IPMとはIntegrated Pest Managementの略
 総合防除と言われ、人に優しい、環境に優しい防除方法

 具体的には次の4つの対策などを総合的に組み合わせた防除対策
  ①有害生物が生息しにくい環境をつくる環境対策
  ②天敵を使う生物的対策
  ③機械や道具を使う物理的対策
  ④農薬など化学剤を使う化学的対策


 注1 Aさんとの会話
    <このナスは旦那さんとこですよね> そうだよ、うん
    <ソルゴー植えてあるでしょ> うん、周りに
    <これは、どゆことで植えてあるんですか> かざ避け
    <かざ避け> うん、ソルゴーはかざ避け
    <かざ避け、なんか病害虫とは関係ないの> 関係ない
    <関係ない> うん
    <かざ避けに植えてるんの> うん、かざ避けに播いてる


 引用・参考文献等:公益社団法人日本ペストコントロール協会ホームペイジ
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2014年09月28日 撮影地:栃木県下野市



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