写真1 杉の枝を鋸で伐り落とす、いわゆる枝打ちを行なうOMさん
写真2 枝打ちを終えて8mのハシゴ・梯子を下りるOMさん。根本に切り落とした枝
写真3 OMさんが伐り倒した杉・間伐杉。植えてから50年弱。枝打ちした部分は9m。1本500円
写真4 タマキリ・玉切りされた間伐杉。OMさんが皮を剥ぎ、枝を切り、丸太にした
写真5 OMさんが独りで浚い集めた落ち葉。堆肥に混ぜ、残りは腐葉土にする
写真6 種を播き伸びるミショウ・実生のイヌマキ。枝打ちと間伐で陽当たり良好ゆえ、さらに温暖化で枯れずに生長中
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02月中旬の里みち・農道歩き
杉の平地林に梯子を積んだ軽4輪車が入る
筆者は30分ほど後、平地林に入る
林道の先、杉林の中、軽4輪車荷台で休憩中の男性、既知のOMさん
梯子が杉の木に立てかけてある
現場に着き、なに、なさってんですか。次のよう
枝打ち(写真1・写真2)と間伐を行なっている
50年ほど前に父親が植林
枝打ちは9mほどの高さにある枝を切り落とす
先ほど伐った間伐杉(写真3)は500円、手間賃も出ない、売ると赤字になる
玉切り丸太(写真4)は公共施設に寄付する
落ち葉(写真5)は堆肥に混ぜる、残りはここに置いて腐葉土
目の前にイヌマキ(写真6)、生垣などに使われる木(弊ブログ2013年02月13日)
20年ほど前にも種を播き発芽したが枯れた
その後、播いたのが今見るイヌマキ(写真6)
杉の間伐や枝打ちで陽当たりよく、さらに温暖化で枯れずに伸びている
日本林業の厳しい現実を間伐杉1本500円に再認識
さらに、寒地北関東に伸びる暖地常緑樹イヌマキに温暖化を見る(注1)
注1 イヌマキは「関東地方南部以西の本州、四国、九州、南西諸島に分布し、中国・台湾にも生育する常緑の高木」
岡山理科大学総合情報学部生物地球システム学科植物生態研究室(波田研)・植物雑学事典;イヌマキ
<http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/gymnospermae/podocarpaceae/inumaki/inumaki.htm>
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2016年02月19日 撮影地:栃木県下野市