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鹿児島の人々に春を告げる「春の木市」(上の写真)
「きいち」と呼ばれ馴染み深い
鹿児島市の代表河川・甲突川の左岸で実施(写真4)
今年は1千種、5万本の花苗・苗木などを展示販売
03月15日~05月06日に22の植木屋さんなどが参加
木市の歴史は案内板によると次のよう
①18世紀末、第25代薩摩藩主島津重豪(しげひで)は上方から庭師を招く
②庭師は薬草園設置や庭園管理を担い、それを手伝ったのが吉野地区の人たち
③当地区は姶良カルデラの外縁、カルデラ壁に続く台地に立地
④当地区の下、カルデラ壁の裾に島津家別邸仙巌園(磯庭園)が立地
⑤手伝った吉野地区の人たちは造園や庭木栽培の技術を習得
⑥技術は伝承され、明治中期から2~3人ずつ市街各地で木市を始める
⑦第二次世界大戦が終ると毎年、館馬場(国道10号線沿い)などで開催。館馬場は吉野地区から下ったJR鹿児島駅近く
⑧1955(昭和30)年頃、庭木類のほか鉢物、果樹苗木、金魚、小鳥などが並び、出店数は150を超える
⑨1958(昭和33)年、現在のように春と秋の2開催になる
⑩1960(昭和35)年、鹿児島市木市振興会が結成される
⑪1965(昭和40)年秋から現在の甲突川左岸の市民広場で開催。国道10号線の交通量増加のため
筆者は賑やかな1960年代を知る
執筆・撮影者:有馬洋太郎
撮影日:写真1~写真3;2019年03月18日 写真4;同月20日
撮影地:鹿児島市