写真1 白い花満開のエゴノキ、平地林の縁に自生。枝は下向き横に直線状に伸びる
ミズキほどではないが、上下の枝は重なってないように見える
写真2 下向き横に伸びる枝に並ぶ長い花柄、その先に垂れる花。写真1のエゴノキ
写真3 公園に植栽されたエゴノキの花
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5月中旬、里みち・農道歩きの左前方
平地林の縁、下向き横の直線状枝にびっしり咲く白い花(写真1)、足が止まる
その名はエゴノキ
Tさんのカボチャ畑(弊ブログ2016年05月28日)と道挟む平地林の縁
これまでも咲いていたであろう、気にも留めなかった
気に留めると、けっこうあちこちに咲いている、たとえば公園(写真3)
白いフード付き電燈のような楚々とした花
清々しい花とは違い、根や果皮などに有毒物質・サポニンを含有、要注意
かつて、水中で根や果実、葉を叩き潰して流し、麻痺した魚を獲った
幹は粘りがあり強いので次のように使われた
①火であぶり曲げて背負い籠や輪かんじきに使った
②和傘の柄・中棒にある上下二つのロクロ(骨が集まる中心部分)に使った
エゴノキは果皮を噛むと「えぐい・えごい」ので、その名がついた
引用・参考文献等:*岡山理科大学総合情報学部生物地球システム学科植物生態研究室(波田研)・植物雑学事典;エゴノキ
*大工園認著『野の花めぐり 夏編』(株式会社 南方新社 2003年)17頁;エゴノキ
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2016年05月20日 撮影地:栃木県下野市