おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

渡良瀬遊水地のオトコヨシ キヌサヤエンドウを支える

2013年05月31日 01時37分43秒 | 農業

写真1 薄茶色のオトコヨシに巻きつき支えられるキヌサヤエンドウ  塩ビ管支柱が立つ


写真2 白と濃紫の花をつけるキヌサヤエンドウ  白い包装用紐が張られている


写真3 稲わらマントを凌駕してオトコヨシに巻きつき生長するキヌサヤエンドウ


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 2013年01月03日正月、渡良瀬遊水地近くの畑
 稲わらマントをまとっていたキヌサヤエンドウ(弊ブログ2013年02月01日
 4ヵ月後、渡良瀬遊水地で伐ったオトコヨシに巻きつき、順調に生長して開花

 ここ渡良瀬遊水地近く藤岡町では、遊水地自生の葦と荻に別名がある
 葦・ヨシをオンナヨシ、荻・オギをオトコヨシと呼ぶ

 渡良瀬遊水地近くでヨシズ編みを家業にしていたT氏夫妻
 奥様に、2013年04月13日、運よく出会う
 その際、なぜ、キヌサヤエンドウを巻きつける支柱にオトコヨシを使うのか、と問う
 答えは“強いから”

 身近にある地域資源のオトコヨシが、化学製品の包装用紐や塩ビ管といっしょに使われている
 まさに現代

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2013年04月13日 撮影地:栃木市藤岡町

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田植後の田んぼに飛来する鳥

2013年05月30日 00時00分00秒 | 野鳥
写真1 写真2

 写真1 ムナグロ 旅鳥 北の繁殖地へ帰る途中に立ち寄る:弊ブログ2011年04月27日
 写真2 ハクセキレイ


写真3 写真4

 写真3 ムクドリ:弊ブログ2012年05月25日2011年08月04日
 写真4 カルガモ 植えたばかりの苗を倒すので嫌われる


写真5 写真6

 写真5 コチドリ 春から夏の渡り鳥:弊ブログ2013年04月22日
 写真6 コサギ 冠羽が風になびく:弊ブログ2012年10月12月

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 田植後の田んぼには多種の野鳥が飛来
 旅の途中で下りる鳥、日本に渡って来る鳥、年中日本に居る鳥
 すなわち旅鳥、渡り鳥、留鳥の3タイプに分けられる

 田植後の田んぼで撮ったのは6種
 旅鳥はムナグロ
 春から夏の渡り鳥・夏鳥はコチドリ
 留鳥はハクセキレイ、ムクドリ、コサギ、カルガモ
 田植後の田んぼを歩くのは楽しい

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:写真1~写真3;2013年05月04日 
 写真4・写真5;05月05日 写真6;05月06日 撮影地:埼玉県久喜市




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記憶樹1 火の島・桜島に千年 アコウ

2013年05月29日 00時00分00秒 | 植物

写真1 アコウ。2本の幹に気根。お化けのよう。樹齢約1,000年。鹿児島市指定保存樹


写真2 枝葉を伸ばすアコウ。海辺の崖上に約1,000年。左方は錦江湾。右に、樹齢約1,000年の保存樹と記すT字型標識


写真3 西に傾く陽を遮るアコウ。小さな社と避難小屋が見える


写真4 火山灰をかぶるアコウの果実。イチジクの果実に似る


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1.よくぞ千年、火の島に
 1955年頃、小学校入学前後の東桜島町、私の記憶にある木はタブノキ(椨)、アコウ、楠
 枝張りや樹高、幹周りの姿に魅かれた
 我々はタブノキをタッノッと呼んでいた
 それから約60年後の2013年、記憶にある木々は現存
 その一つが写真1~写真4のアコウ
 なんと、樹齢千年
 このアコウは東桜島特定郵便局(当時)近くにある
 局に勤める叔父や叔母を訪ねるとき見た
 また局隣りの友だちと根っこ・幹周りで遊んだ

2.アコウコバチと共生
 植物は花粉を昆虫や風、水など様々な媒体で運び種子をつける
 ところが、アコウは唯一、アコウコバチだけに運んでもらう
 アコウコバチはアコウの果実の中で成長し、交尾
 雌だけが花粉をまとい外へ出て、新しい果実を見つけて中へ入り、卵を雌花に産みつける
 雌花は花粉をつけられ種子となる
 アコウコバチの雄は外へ出ず、交尾を終えると死ぬ

 学名:Ficus superba var. japonica クワ科イチジク属
 引用・参考文献等:大谷達也著「締め殺し木アコウの生活史」(『九州の森と林業』No.78・1-3頁・(独)森林総合研究所九州支所・2006年12月)
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2013年02月11日 撮影地:鹿児島市東桜島町

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めだかの会 田植え

2013年05月28日 07時13分24秒 | 余暇

写真1 子ども、お母さん、お父さん、いっせいにスタート


写真2 植え跡、足跡、楽しみ跡、苦労跡


写真3 子どもは元気、楽しい


写真4 今日は、どろんこになっても怒られない


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 ドロドロ、ヌルヌルの足ざわり、手ざわり、手植え、1年ぶり。
 2013年05月26日、めだかの会と天鷹酒造株式会社による田植イベント。
 子どもを含め40人ほどが参加。
 1人、3列、3畝を担当。
 田んぼの状態は様々。
 スポッと足が抜けて気持ちいい。
 逆に足が抜けず、ふくらはぎがつりそう。
 天鷹酒造・銘酒下野和醸を頭に浮かべ、懸命に足を抜く。

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2013年05月26日 撮影地:栃木県大田原市(旧湯津上村)蛭畑

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プロとアマの竹細工技能者

2013年05月27日 01時24分38秒 | 民俗

写真1 竹細工中の大崩紀明(おおくずれ のりあき)氏 一級竹工芸技能士


写真2 おしぼり置き 大崩竹細工店で購入


写真3 合成樹脂製コンテナに入る竹笊・たけざる。新旧の器と素材、妙。於:「ファーム山田 とれたて直売所」(宇都宮市宮山田町)


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 2013年04月28日、霧島連山・沢原高原からの帰途、妻と歩いていると、
 店先のコンクリートに座り手仕事の男性。
 処は鹿児島県姶良郡湧水町(あいらぐんゆうすいちょう・旧吉松町)停車場地区。
 見ると大崩竹細工店の看板、竹笊(たけざる)、竹籠。
 声をかけると店内へ誘ってくださる。
 お名前は大崩紀明(おおくずれ のりあき)氏。
 竹細工製品が並ぶ店内で抹茶のサービスをうける。
 次のように教えていただく。
   学校卒業後、県の講習所で2年間勉強。
   その後、京都で10年間修業。
   故郷に帰り、父親といっしょに家業の竹細工に従事。
   祖父、父親に続き3代目。
   材料は真竹だけなく、囲炉裏などで長年燻された「本すす竹」を使う。
 また、『広報 ゆうすい』(平成24年8月号)によると次のよう。
   大崩氏は「一級竹工芸技能士(編組)」に認定されている。
   全国伝統的工芸品産業振興会会長賞などを受賞。
   平成2年(1990)には、鹿児島に来られた秋篠宮妃の弁当籠を編む。
 さて、竹細工屋さんを見たのは、いつだろう。
 思い出すに、7年ほど前、千葉県長生郡一宮町(当時)で見た。
 それほど、少ない竹細工屋さん、竹細工士。
 さりながら、農山村の直売所(写真3)や田や畑で竹製品を見る(当ブログ2013年05月20日・ショイカゴ)。
 思うに、竹工芸技能士と農山漁村の手先器用な人、プロとアマの竹細工の世界。
 今日、両者ともに少なくなっている、貴重な技能者。

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:写真1・写真2;2013年04月28日 写真3;2013年03月03日 
 撮影地:写真1・写真2;鹿児島県姶良郡湧水町 写真3;宇都宮市宮山田町

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