おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

なに なさってんですか62 ヒエ・稗抜き

2012年08月31日 00時56分03秒 | 農業

写真1 麦わら帽子・顔と首を覆う手ぬぐい・黒の手甲 重装で稗抜き


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 稲刈りが始まった埼玉県の良質早場米産地、加須市・旧北川辺町
 黄金穂の中に女性
 用水路越しに声をかける
   <稗抜きですか> そう、暑いけど、しかたない
   <今度の日曜くらい稲刈りですか> そうですねー
    シモ(下)の方は、今、やってるでしょ(弊ブログ2012年08月29日に紹介
   <はい> うちは1週間遅いから


 稲刈りの前、稗など雑草の実が混入しないように丁寧に抜く
 農に生きる人の魂は健在

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年08月26日 撮影地:埼玉県加須市
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なに、なさってんですか61  ミトリをとってます

2012年08月30日 02時41分46秒 | 農業

写真1 ミトリ(ササゲ・大角豆)の畑 よっこらしょ 前に進む女性


写真2 再び腰を曲げ ミトリ(ササゲ・大角豆)を切る


写真3 赤茶に色づくミトリ(ササゲ・大角豆)の莢 収穫を待つ


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 宅地前の畑で作業中の女性(写真1・2)に、なに、なさってんですか。
 次のように教えるてくださる。
  ミトリ(ササゲの当地での呼称。)をとっている。
  ミトリの莢は今頃赤らむので1本ずつ切りとる。
  1週間ほど天日に干し、莢を破り、実を1個ずつとり出す。手がかかる。
  しかし、「この豆じゃなくちゃ、赤くなんない、赤飯が。ほかの豆じゃ駄目」。
  だから、ミトリを作る。
 ちなみに、江戸期の武家では赤飯を炊く際、ミトリ(ササゲ)は煮ても皮が破れないので、皮が破れやすいアズキ(小豆)に替わり使われるようになった。皮破れは切腹に通じる。

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2009年08月01日 撮影地:埼玉県幸手市千塚
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8月下旬 稲刈り始まる

2012年08月29日 03時15分02秒 | 農業




 

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 残暑厳しい日曜日
 東武日光線新古河駅の近く
 3戸の農家が稲刈り中(上の写真)
 ここは渡良瀬遊水地と利根川に挟まれた良質早場米の産地
 今年も8月下旬に稲刈り
 
 引用・参考文献等:弊ブログ2011年08月29日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年08月26日 撮影地:埼玉県加須市(旧北川辺町)
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北海道赤レンガ庁舎前庭の池に咲くハス

2012年08月28日 00時00分00秒 | 植物

写真1 赤レンガ庁舎前庭の池に生え伸びるハスの葉 その中に開く花3輪(16:27撮る)


写真2 赤レンガ庁舎前庭の池 水面に映える周りの木々・ハス・ビル


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 北海道庁旧本庁舎、通称赤レンガ庁舎の前庭には2つの池があり、約1,000本の木々に囲まれている。
 陽は西に傾く16時30分頃、木々の間から池(赤レンガ庁舎を背に左の池)を覗くと赤桃色のハスの花(写真1・2)。
 この池を覘くのは、友人の結婚式で来札した1975年以来。当時もハスの花が開いていたか定かでない。

 引用・参考文献等:当ブログ2011年07月27日同年08月05日同月06日同月21日 
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年08月07日 撮影地:札幌市
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「かいのこ汁」 代々継承する鹿児島のお盆料理

2012年08月27日 00時00分00秒 | グルメ

写真1 大豆 野菜 キクラゲ 昆布 アブラアゲ コンニャクの味噌煮込み薩摩汁


写真2 具材は大豆 キクラゲ カボチャ コンニャク ナス ニンジン ゴボウ 昆布 サトイモ アブラアゲ


写真3 8月21日夕食に「かいのこ汁」(23:28) スイカ トマト キュウリ ゴボウは我が家の菜園産


写真4 8月22日朝食に「かいのこ汁」(05:53) オクラ トマトは我が家の菜園産


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 「かいのこ汁」は代々受け継がれる鹿児島のお盆料理
 妻は母に、母は祖母にそれぞれ教えられた
 お盆に大鍋で拵え、家族や客に振舞った、という

 我が家では、調理初日8月21日の夕食に、22日及び23日の朝食と夕食にそれぞれ食卓に並ぶ
 暑い中、食が進みますよ
 皆様、お作りください

 作り方は次のようです
  水漬しの大豆を菜種油で炒め、野菜(カボチャ・ナス・ゴボウ・サトイモ・ニンジン)、キクラゲ、昆布、アブラアゲ、コンニャクを味噌で煮込む
  祖母は野菜も菜種油で炒めていた
 
  おおよその手順を箇条書きに記します
  1.大豆、昆布、キクラゲは水にもどす
  2.ゴボウはささがき、カボチャ、ナス、アブラアゲ、コンニャクはさいの目に切り、キクラゲと昆布は5mm幅・長さ2cmに切る
  3.大豆を菜種油で炒め、水を加え、硬い野菜から順に煮る。柔らかくなったら、味噌と酒で味付け

 さて「かいのこ」の語源は、お盆8月13・14・15日の朝、仏前・お精霊(おせろさあ)に供えられる白粥の添え物、すなわち「粥の子」

 追記(2015/08/12):ミガシキは入ってません。コメントをお読みください。


 執筆:有馬洋太郎・妻 撮影者:写真1・2;妻 写真3・4;有馬洋太郎 撮影年月日:写真1・2;2012年08月21日 撮影地:拙宅
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