★中国近代絵画と日本
京都国立博物館
殆ど知らなかった中国近代の作家たちの絵画。
会場は、彼ら中国人の《清楚で凛とした美意識》が溢れており、
自分の中の《東洋の血》が呼び覚まされた心地よさでした。
白と黒の鬩ぎ合いの中から、明確な強い意志を表現。
今までほとんど意識の中になかった作家たちですので、
妙な先入観なく、素直に作品に触れることが出来ました。
《清新な志》が素直に表現されていて潔ささえ感じました。
これはいい!
相当にガツン! です
主な作家。
呉昌碩(ごしょうせき)
斉白石(せいはくせき)
高剣父(こうけんぷ)
徐悲鴻(じょひこう)
劉海粟(りゅうかいぞく)
黄賓虹(こうひんこう)
●紅梅に雀図 斉白石筆 京都国立博物館(須磨コレクション)
●蒋碧微像 徐悲鴻筆 京都国立博物館(須磨コレクション)
作品の前に立つと、《清楚な気高さ》に圧倒。
ずっと浸りたいような懐かしい雰囲気に酔いしれました。
《現代的な筆跡》、
《潔い空間表現》は見習うべき事多く、刺激的でした。