本を読んだ。
★ショパンを嗜む
著者:平野啓一郎
出版社:音楽之友社
平野啓一郎が小説《葬送》の取材ノートをもとに、ショパンについて綴った本である。
《日蝕》、《一月物語》と読んで、《葬送》が出版されるとすぐに購入。
ドラクロアについて読みたかったのである。
が、途中まで読んで、、、いまだそのままになっている。
ドラクロア、ショパン、、、、と想いながら、ああ、ほっている。
時間がたつのは早い。
まずはこの《ショパンを嗜む》から。
ショパンとドラクロアの友情についても書いているが、
面白いのは、
ドラクロアはショパンの音楽を愛したのに対し、
ショパンはドラクロアの絵を理解しなかったらしい。
芸術家同士の友情というのは、《互いの芸術の尊敬》とばかりではないということ。
意外とよくあることかもしれない。
因に僕の好きなショパンのピアノ曲は、
1、ポロネーズ6番(英雄)…格調高く、気高く、気が引き締まる。気合いを入れる時はこれに限る。
2、舟歌…ただただ美しい、とろける。
3、マズルカ(何番でもいい)…ショパンの故郷への想いが伝わる。