映画を観た。
★ハンナ
原題:Hanna
監督:ジョー・ライト
音楽:ケミカル・ブラザーズ
キャスト:シアーシャ・ローナン、エリック・バナ、ケイト・ブランシェット、他
2011/アメリカ
このポスターは決まってるし、予告編はクリアーだし、スタッフ、キャストもいいし。これはかなりいけるかもと思ったんですが、、、。
結論から言うと、謳い文句の《サウペンス》《アクション》《スリラー》とはベクトルの違うなかなかのマッタリ系でちょっと脇の甘さを感じさせる作品でした。
大人の童話として観ると、、、、。
でもやっぱり、的を外してる、詰めの甘さを感じます。
意味深なグリム童話を取り込んでいるので、ひょっとして《的外れ感》も表現のうちでしょうか。
意図的に物語の連続性みたいなものをブスッと切っているような。
見ている者の感情をサラリとリセットするような。
ちょっと不思議な感覚。
そこに監督ジョー・ライトの狙いがあるのでは、、、、。
ちょっと余りにも好意的に捉えすぎですね。
それもこれもプラチナに輝く美少女戦士シアーシャ・ローナンのせいでしょう。
始めと終わりの台詞が妙に輝く。
《心臓外しちゃった》
美しき16歳の暗殺者の言葉です。
対抗するは《魔女のケイトブランシェット》
悪役ぶりがそれはカッコイイ。
パパ役のエリック・バナもベルリンの地下でいいところを見せてくれます。
それにしても、何処か、
《的外しちゃった》
でも、そこがいいのかもです。