みかえるくんのお迎えです。
★「パウル・クレー だれにも ないしょ。」展
兵庫県立美術館
パウル・クレーの絵を観ました。
たくさんクレーの絵を観ました。
代表作とも言えるような、
画集でよく観た絵もたくさん観ました。
展覧会を観ているうちに、
他の展覧会ではあまり感じない不思議な感覚に引き込まれました。
そして、ついに、ある種の確信へ。
クレーは、始めから終わりまで、
クレー、クレーだということです。
クレーは描き始めからクレー自身であり
最後までクレーであり通したということです。
これは偉大なことです。
クレーは自分自身で在り続けるために
描き続けたんです。
ちょっとやられました。
もし叶うものならば、
クレーのバイオリン音楽を聴きたいと想いました。
彼はバイオリン奏者としても記憶されています。
何処かに記録が残っていないものでしょうか?
数年前、京都でクレー展を観ています。
この時も思ったのですが、
クレーは相当な自閉症ですね。(私の感想)
でもひきこもりではなく、
積極的に自分自身を公開しながら、創作活動をしています。
秘密主義者ではありません。
今回の展覧会のサブタイトル《だれにも、ないしょ。》は
クレーの意に反するのではないでしょうか。
クレーは愛猫家でした。
ほほえましい写真が公開されています。
愛猫「ビムボー」、クレーと妻のリリー。