映画を観た。
★X-MEN:フューチャー&パスト
原題:X-Men: Days of Future Past
監督:ブライアン・シンガー
キャスト:ヒュー・ジャックマン、ジェームズ・マカボイ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンス、ハル・ベリー、エレン・ペイジ、イアン・マッケラン、他
2014/アメリカ
X−MENシリーズは、最初からずーと観ているので、この作品もやはり気になった。
ミュータントの物語はドラマ性が前面に出てくるので面白い。
ミュータントキャラが人間以上に人間っぽい。
可笑しな話だけど。
前回は、
ヒーロー、ヒロインのミュータントの犠牲によって
世界は救われるというかなり悲劇的な結末だった。
ミュータントの犠牲によってこの世が救われるくらいなら、
絶望的なこの世がなくてもいいかなどと思ったくらいである。
ところがこの作品、
過去の事象をひっくり返すことによって、
そこに連なる未来も変わるという設定である。
ちょっとこれは禁じ手だろうと思う。
時空をさ迷うものは、その後の歴史に手を加えてはならないという暗黙の了解があるが、
今回は全てチャラにした。
希望をもって歴史に関与し、その後の世界に光をもたらすというもの。
おかげで、過去に悲運なさいごを遂げたミュータントたちが、
さも過去の夢物語だったかのように復活する。
これにはちょっと笑ったが、ミュータントファンにとってこれこそが《希望》である。
いったん禁じ手を行った以上、これから先は、自由に物語は展開できる。