★プライスコレクション「若冲と江戸絵画展」
京都国立近代美術館
非常にきもちのいい展覧会に巡り合いました。
新鮮な驚きと感激があり、
不思議な解放感に満たされました。
応挙はもちろん
その弟子長沢芦雪の「白象黒牛図屏風」は洒落ています。
伊藤若冲の世界は「これはなんなんだ」と
思わず声をあげたくなるようなエキセントリックな作品。
「鳥獣花木図屏風」の前で、
多くの人がささやき合い、
晴れやかな表情をし、
中には見知らぬ者同士の会話が聴こえました。
珍しいというか、
あんな様子は初めての体験です。
「鳥獣花木図屏風」などに描かれる霊獣は祥端といい、
おめでたいことの兆しといわれるそうです。
葛蛇玉の「雪中松に兎・梅・に鴉図屏風」の前では、
まさに白黒の世界に圧倒され、
しばらく動けませんでした。
「なんだこりゃ」
その他いろいろ。宝物ばかりです。