映画を観た。
★クロニクル
原題:Chronicle
監督:ジョシュ・トランク
出演:デイン・デハーン、アレックス・ラッセル、マイケル・B・ジョーダン、マイケル・ケリー、他
2012/アメリカ
クロニクル=記録映像ということらしい。
特殊能力を手にした高校生の《クロニクル》
新しい才能の出現である。
映画の全てにおいて《どこか危うい》
物語、登場人物の若者たち、映像、そして結末。
しかし、監督のジョシュ・トランクは、作品の中で言い訳をしない。
説明はしない。
暗示をしない。
これは凄いこと。
観ている僕の感覚も崩れそうになるが、微妙なバランスでもちこたえる。
たぶん、年くったぶん、鈍くなっているのかもしれない。
自己嫌悪さへ感じるほど
嫉妬心さへ感じるほどに、
ちょっと目眩がするほどに
《感覚の新鮮さ》を感じた。
空中でのフットボールシーンに唖然とする。
結末は突然やってきたが、
舞台が《天に最も近いチベット》というのは、
この映画は友情物語だったということでしょうか?
その後のマット青年は超能力者としてどのように生きたのだろうか?
ぐさりと記憶される作品である。