アジアカップ初戦は接戦だった。攻勢なのに点が取れずジリジリさせられ、あっと思ったら中央から破られてしまった。とにかく中東勢は手強い。守備を固め逆襲を狙ってくる。その上に一人一人がしつこく粘り強く思い切りがよい。日本が苦手とするタイプなのだ。日本有利なんて嘘、51対49くらいの差が本当のところだ。
ザックの采配分析は妥当だったと思う。本田交代は良い判断だった。前田や李はJリーグとの違いに目を覚ましたはずだ。次は違う動きを期待する。
遅いというのは判断なのだ。サッカーでは考え込んでいる(と言っても一秒二秒なのだが)暇はない。チャンスもピンチも一瞬。どうしても手渡し感覚が抜けない。サッカーには国民性が現れる。
長谷部にリーダーシップを感じた。今野、川島は安定している。香川は冴えたセンスを持っている。内田も少し守備ができるようになった。吉田は使えそうだ。山本昌邦の解説は中々宜しい。
甘いという声も聞こえるが私は70点を付ける。