駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

トイレの神様異聞

2011年01月16日 | 世の中

 なんだかトイレの神様と言う歌が流行っているらしい。帰りの車の中でちらっと聞いた。この神様は私の知っている神様とはちょっと違うような気もする。

 私が子供の頃、母にトイレの神様には手が二つしかないと聞いた。ということは二種類の物しか落としてはならぬということなのだ。昔は今の人には想像できない汲み取り式だった。つまり右だか左だかの手は大をもう一方の手で小を受け止めて処理していらっしゃる、他の物を落とすと顔にかかって大変失礼と言うか申し訳ないことになる。ゆめゆめ唾なんか吐いてはなんねえということだった。

 そうかなるほどと納得したものだ。小のような大の時もあるが、それは大丈夫きちんと見分けてうまくキャッチされるのだろうなと想像した。

 果たしてこの神様は今歌われている神様と同じ人、いや違った同じ神なのだろうか。流行っている歌を全部聞いていないので、よくわからないがよく考えたらそう何人もいや何神も担当神は居ないだろう。同一神の可能性はある。気の滅入る仕事をさせられてしかも仕事場を汚されちゃあこの野郎ということになるだろうし、綺麗にしてくれればお礼に別嬪と云うことはことは大いに考えられる。

 今じゃあほとんどの家が水洗だ。それでも、あの家はピカピカじゃ、ついてはあそこの娘を別嬪にと推薦してくれているのだろうか?

コメント
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