ロンドンオリンピックに目を奪われている内に日本の政治ではコップの中の旋風が吹いているらしい。
増税法案成立を交換条件に早期解散が確約されたと認識していると谷垣さんは野田総理との会談後述べている。
咳が出るにしろ頭が痛いにしろ、暫く前からでは問診の体をなさない。必ず今朝から、三日前から、一週間前から、三四週間前から、二三ヶ月前からと数値で特定しなければ、病気の鑑別はできない。暫く前からでは再試験の医学生の回答だ。
早期とか近いうちになど、患者でさえどれくらいの期間かはっきりしないのに、まして政治家の言葉などいつかはと言う意味にしかとれない。谷垣さんはいい人だと思うが仕事を間違えた。
それに増税成立を取引材料に使うと言う意味がわからない。難癖を付けようとしているだけに見える。合意した法案の成立を取引材料にするのは筋が通らない。政治には何でもありだからと人質にするのなら、譲っては負けだ。政治でも強い方が勝つ。
政治家はしばしば後世の評価を待つとはぐらかすが、現世を生きるしかない庶民には、ある意味真実にしても何の慰めにもならない口上だ。総理大臣をロボット呼ばわりは失礼だが、組み込まれたプログラム通りに突き進む泥鰌総理は、鉄人27号を思わせる。