駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

解説も本因坊

2013年03月04日 | 趣味

        

 囲碁将棋の試合は解説がないとファンにはよくわからない。勿論、実はサッカー野球相撲、絵画、音楽・・にしても、本当はプロの解説がないと分からない部分はあるのだが、囲碁将棋の場合は解説がないとちんぷんかんぷんになってしまう。

 いつも囲碁将棋のNHK杯戦を楽しんでいるのだが、対戦組み合わせの他に解説者も重要な楽しみの一つなのだ。面白い双璧は将棋の米長と碁の趙 治勲だったと思う。過去形になったのは米長さんが亡くなってしまったからだ。以前にも書いたが米長さんはどうも余計なことを言うのだが、それが独特な趣向で面白かった。尤も、米長さんの場合はそういうところを嫌うファンも居た。

 趙 治勲の場合は外連味が皆無で、とにかく面白い。最強の人がこんなに面白いというのはどういうことかと思うのだが、諧謔が滲み出てくる。解説は不偏不党を旨とするはずなのだが、趙さんの場合はいつもどういうわけか女流の対局で登場し女流をあからさまに応援する。NHKも分かっているらしい。

 好漢山田 規三生九段を敵役に向井千瑛さんを応援してしまう。向井さん残念だったね。でも実力の片鱗は見せていただきました。

 今度はNHK杯戦将棋の聞き手に趙さんを担ぎ出すように。

コメント
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