駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

二八蕎麦は喉越しが良い

2013年03月09日 | 小考

      

  無理に十割でなくて、上手に打たれた二八蕎麦は自然な喉越しで旨い。どうもこの二割八割の割合が味噌のようで、大衆納得の味になるらしい。

 気が付けばマスコミは自民党の応援団だったようで?このところ自民政権叩きは二割程度で八割は応援団になっている。前にも書いたがこの背景には八割の富を有する二割の人が今がチャンスと腰を上げたのが一番の原動力になっていると見る。

 持つ人の八割持たない人の八割が中流意識を持っているから、とどのつまり八割の政治的支持力が形成され、日本得意の斉唱になって、本当は困る本当に困る人達の声はかき消されてしまう。角栄が喝破していたように数こそ力で、人間動員能力が世の中を動かしてゆく。安倍さんを高く評価しているわけではないが、やはり育ちの良さと颯爽としたルックスで、険がないから嫌悪されにくく支持されるようだ。大政小政と美しい経済解説陣を従え、米国を後ろ盾にすれば向こう一年は御の字だろう。

 大動脈に隣接した5cmの大きな肺癌、上手く手術できる確率は二割程度でしょうと、やや消極的に説明しても八割の患者さんは自分はその二割に入ると思われ、是非と言われる。どうも日本人?は二八蕎麦を美味いと感じるようだ。

コメント
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