目にさやかに見える秋が来ている。まだまだ日中は暑いのだけれども、朝、新聞を取りに外へ出た時、色濃く秋を感ずる。
衝撃的な?参院選結果もいつの間にか浸透し猛暑も一段落したせいか、世に不思議な静けさが満ちているようだ。
実際にはTPP交渉も始まったし、消費税率引き上げが決断されるようだし、シリアを始めとする中東の情勢は不穏だし、社会面のニュースは絶えることはない。それでも私は、これは私だけかもしれないが、何か不思議な静けさが日本を覆っているように感ずる。
遠くを見ることもなく手の届くところを、従容と静かに歩いているような印象がある。この静けさが唯々諾々ではなく、地に足を付けた黙々とした明日への歩みであれば良いのだが、一体何なのだろう。