駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

亜熱帯日本

2013年08月12日 | 自然

                             

 気候変動は短くても数百年長くは千年万年周期の非常にゆっくりしたもので、人生よりもうんと長いと思っていたが、半世紀前の記憶のある者にはこの数年の気候は異常で、特に猛暑からは別世界に連れて来られた感じを受ける。

 夏暑い濃尾平野北端の山際で育ったが、夏の暑さは32,3度で35度を超えたことはなかったと記憶する。40度などという文字通り殺人的な暑さは北回帰線周辺の亜熱帯のものだと思っていたのだが、現実に日本全国各地で猛暑日が続いている。

 どうなっているのだろうか。

 地球温暖化は誰が何と言っても間違いなく、その原因は人為的なものと思う。自然は無尽蔵で人間の活動で変化するものではないと半世紀前の科学読み物に書いてあったと記憶するが、どうもそうではないらしい。二酸化炭素蓄積説には一部科学評論家が異を唱えているようだが、頭を冷やして欲しい。少なくとも政治から離れた発言にして戴きたい。

 子供の時、危機を救ってくれたのはスーパーマンでもない鉄腕アトムでもない母親だった。異常気象はママならぬとしても、異常気象を起こす人間には影響を与えられるはずと思っている。又私たちのせいにすると言われそうだが男の愚行を制してきた女も多かったはず、いやなにサッチャーさんのように陣頭に立っていただいても構わない。尤も、女から崩れているのですと、幽明を超えて母親から手紙が来るかな。

 猛暑で朦朧として脱線した。

コメント
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