誰しも心の奥にかけがえのない場所を持っているだろう。故郷、出会い或いは別れの場所だったり縁はさまざまと思う。一方数多くの日本人に他にはない場所というのは東京と京都、なかんずく東京だろうと思う。歴史の都、京都よりも東京というのは、大都会世界に冠たるメトロポリタンの東京に新旧渾然一体の中、政治経済の中心として躍動する息吹を感じるからだ。
なんとか東京に対抗しようと喚く橋本さんが居る大阪や、トヨタを擁しノーベル賞受賞者を輩出する名古屋があるけれども、東京に取って代わることはできないと思う。いろいろ異論はあるだろうが、地の利そして長たる気質があると感じる。
地方再生とか創生といわれるけれども、鍵は東京との交流だろうと思う。孤立して地方の活性化はあり得ない。東京というか首都圏とのつながりが欠かせないと観測する。まあ、これは四谷から高輪までのタクシーの中から、周囲を見渡して心に浮かんだ感興に過ぎないのだが。