駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

帯に短し襷に長し民主党大統領候補

2020年02月08日 | 政治経済

              

 

 米国民主党大統領候補選が始まったが、勢いが付くかと思ったら出だしのアイオワで躓いた。投票数の集計方法を今年から変えたのだが、そのアプリに問題があったらしく(使い方が分からない人も居たらしい)、正確迅速な集計が出来なかった。

 最年少のブティジェッジ氏と最長老のサンダー氏が接戦で首位争いをしているのは間違いないようだ。選挙は水物と言うが、このトラブルが民主党の勢い?に水を差すかもしれない。

 トランプは辛くも弾劾を審議内容ではなく上院議員の頭数で逃れたが、無罪でも無実と思っている人はそう多くないようだ。弾劾はたとえ逃れても大統領選挙にはマイナスになるはずだったのだが、民主党の失態で傷は浅くなったかも知れない。

 トランプ大統領は敵愾心旺盛の上に自画自賛で味方に砂糖を捲き、敵には塩をなすりつける人なので、米国の分断が深刻化している。トランプ支持の人はそれをどう捉えているだろう。米国第一自分達さえよければ良いと言う人達は分断が亀裂となっても構わないのだろうか。大体一人勝ちというのは、長続きしないことになっていると思うのだが。 

 民主党の大統領候補選は混沌としている。これという候補が居ないからだ。サンダーズとバイデンは年を取り過ぎている。ブティジェッジは同性愛であることが、いくら米国でも広汎な支持の妨げになるのではないか。ウオーレンは女性でサンダースと同じくエスタブリッシュメントに厳しく幅広い支持が得にくそうだ。

 トランプでは道徳的規範が崩れ亀裂が深まるという一点で上手くまとまり候補者が絞ってゆけるかどうか、何だか日本と状況が似ている気がする。

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