
NHKには優れた番組が数多い。地球科学の最前線、新日本風土記、球辞苑、英雄たちの選択、ヒューマニエンス、コスミックフロント(選択は私の好み)・・・個人ではできない、知りえない、到達できない・・世界を視聴させてくれる。国民の役に立ち、楽しみを提供してくれる。勿論、様々な偏りや不足そして怪しげな人物の存在はあると思うが、それを遥かに凌駕する実績がある。NHKをぶっ壊すとかいう政党があるが、どうしてこうした主張の党が政党として存在するのか分からない。NHKに不正経理があった(自分も不正経理をしていた)そんな組織は怪しからんということが発端らしい。しかし、不正を働く職員のいない組織はないと思う。問題は不正の内容と不正を働く員数にあるわけで、僅かな不届き者のためにその組織の存在価値が揺らぐことはない。有り体に言えば教師や僧侶そして医師にも不正を働く輩は居るわけで、学校や寺社そして医療機関をぶっ壊せなどという政党は存在しない。もしそういう政党が出て支持を得たらあるいはそうした主張が当然という事実があれば、それは社会の崩壊を意味する。NHK・・党は宗旨替えをしてメディアリテラシーを社会に浸透させる党に変わって戴きたい