家ご飯には殆んど毎回サラダが付いてくる。季節の生野菜、今の季節は庭で栽培しているピーマンやトマトが入っている、を適当な大きさに切り、千切りのキャベツが混じっている。
生野菜にはドレッシングが欠かせない。いつも四、五種類のドレッシングを並べている。一つの贅沢であり、毎回美味しく食べる工夫でもある。深煎り胡麻ドレッシングが気に入っているのだが、さすがに毎回だと時々変えたくなるのだ。一番人気などと言うシーザーサラダ用のチーズ風味やニンニク醤油ベースの一押し、イチゴ風味など果物系を時々選んでいる。時には二種類を混ぜたりしている。しかしいつも結局は深煎り胡麻ドレッシングに手が伸びることが多い。胡麻ドレッシングにもいろいろあるのだが、キューピーとミツカンが気に入っている。
何時頃から胡麻ドレッシングが出てきたかはっきり記憶しないが、三十年前にはなかったような気がする。これが出てきてからサラダを美味しく食べられるようになった。どうも私だけでなくかなりの人が気に入っているようで、スーパーに行くと結構大きなスペースを取って各メーカーの胡麻ドレッシングが並んでいる。ドレッシングは開発した人を特定するのは難しく何人かほぼ同時に胡麻ベースの物を考え付いたのだろう。そしてこれは商品化できるとどこか(ミツカンのような気がする)が先駆けたと思われる。
これほど人気の胡麻ドレッシングだが、シェフの意地かフレンチレストランでは使われていない。